324話 桜「は？あの子が領域展開に閉じ込められていた？…そいつ殺すわ」如月「落ちつけって！(汗)」 ページ29
乱歩「でも僕の気配に気づかないなんて、相当落ち込んでるんだね」
『んー…まぁ……なんか申し訳ないなーって。
いくら呪霊を祓う仕事じゃないからって、目の前にいる特級呪霊を逃がすのはどうかと思うし。
それにあの呪霊、この間の件を起こしたやつと関わりがあるっぽいんだよね。
なのに情報を聞き出すことも出来ず……』
やばい、乱歩が隣にいるのに負の思考しか頭をよぎってこない。
呪術界のことでこんなに落ち込むなんて私らしくない。
自分に腹立つ。
乱歩「ねぇA」
『ん…？なn(ｽﾞﾎﾞｯ)ムグッ！？』
何かを口に突っ込まれた。
口の中が甘い。これは…
乱歩「いちごミルク味。美味しいでしょ！」
チュッパ〇ャプスだ、これ。
『うん、おいしい……でもいきなり突っ込まないでよ。びっくりしちゃうじゃん』
乱歩「びっくりさせるためにやったんだもん」
乱歩はイタズラ小僧のように笑う。
その表情にもキュンッとしてしまう。
惚れた弱みってやつかね〜…
乱歩「僕は死んだと思っていた親が助けられていたら、嬉しいよ」
…！
『そんなもん？』
乱歩「うん」
私にはわからないな〜。
そういえば乱歩の両親って…
乱歩「父上と母上は十年以上前に事故で死んだよ」
『…』
乱歩「それが知りたかったんでしょ？」
『…なんでもお見通しだね。でも無理に云わなくてもいいんだよ』
乱歩「大丈夫だから云ったの」
『…そっか』
乱歩「とにかく！僕がこう言ってるんだから良いの！
僕の座右の銘は�猖佑�よければすべてよし�瓠�！
だから君があれこれ考える必要はないの！分かった？」
『ハハハハッ！なにそれ！w』
もうほんっとおかしいw
乱歩「(うん、笑ったね)」
『なんかスッキリしたよ。ありがとね』
乱歩「べっつに〜？」
『フフッ…私、次の仕事、頑張ってくるね。また近いうちにあるから』
乱歩「お土産よろしく」
『はいはいw』
付き合うなんて贅沢なことは望まない。
こうやって話せるだけで、私は十分…
幸せだ…
続く
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瑠璃唐綿(プロフ) - ?*｡?神??*｡さん» コメントありがとうございます！！そうなんですよねー💦報われない太宰さん…自分で書いてて胸が痛くなりました(泣)でも友情出演という形も好きなんです。私。でも胸が痛い←語彙力なくてすみません┌○┐ (4月23日 16時) (
レス) @page6 id: de242140be (このIDを非表示/違反報告)
?*｡?神??*｡(プロフ) - うーんやっぱり太宰さんは友情出演（（（ (4月23日 16時) (レス) @page9 id: 21074ec137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃唐綿 | 作成日時：2023年7月23日 15時
