五条家のフィジカルギフテッド2【呪術廻戦×文スト】

73話『どーせ、コンビ名何か案ない？って聞こうとしたんでしょ？』作者「す、鋭い…」 ページ46

森「太宰君。大人しくいい子にしていたら、そのうち薬品の調合法を教えてあげよう」


治「嘘！そう云って僕をこき使って、一年前にあれだけ大変な思いをさせといて、結局教えてくれないじゃないか！こうなったら裏切って敵組織についてやる！」


森「適当な思いつきを喋るのはやめなさい、いい子だから。裏切ったりしたら楽に死ねなくなるよ」


『森さんの云う通りだよ治。其れこそ拷問とか受けて苦しみながら死ぬことになるよ』


治「ああ……退屈だなあ。この世界はなんて詰まんないんだろう」


森「そもそもだね、太宰君。

君は私が先代から首領の座を継承した時、その場にいた唯一の人間。

つまり遺言の証言者なのだよ。そう簡単に死なれては困る」


治「アテが外れたね」


森「何のことだい？」


治「自'殺未遂の患者を共犯者に選んだのは凄く良い人選だったのに。

か一年経ってもこうして僕は生きている。おかげで不安の種は消えないままだ」


森「……何の話をしているのかな？」


治「判ってるくせに。不安の種っていうのは、先代暗殺が外部に漏れないかどうかの不安だよ」


森「アテが外れたとは、どういう意味かな」


森さんは眉をひそめる。


森「アテが外れてなんかいない。君と私とで、見事に作戦を遂行してみせたじゃあないか。

一年前に。大変だったから、二度とやりたくないけれどね」


『作戦は完了してませんよね？』


森「A君…」


『作戦っていうのは、暗殺と遺言捏造に関わった人間の口(・)が(・)封(・)じ(・)ら(・)れ(・)て(・)初めて完了したことになります』


治「Aさんの云う通りだよ。その点、僕は共犯者としては最適だった。

だって、誰も疑わないから。僕の証言で貴方が首領になった後 ── 僕が動悸不明の自'殺を遂げたとしても」


森「…………」

治｢…なんてね｡適当な思いつきを言って偉い人を困らせるのは楽しい｡最近の娯楽です｣


『治のその気持ち、すっごい判る』ｸｽｸｽ


呪術界の腐った蜜柑共を揶揄うのは、そりゃあもう爽快だもんw


森「君達に似た人を知っている」


治「誰？」


森「兎に角、大人をからかうのはやめなさい。

私が口封じ？そんな訳がないだろう。

第一、私がその心算なら、とっくにやってる。

呼吸より簡単にね」


桜「流石マフィアの首領なだけ有るわね。随分冷酷じゃない」


私は二人に気づかれないように頷く。

74話 桜「自分で考えなさいよ」『駄作者なんだからそれくらい頑張りなよ』作者「私への扱いが酷い！！」→←72話 作者「ねぇ〜二人共〜」『「ない」』作者「まだ何も云ってない！！！」

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