気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ3)

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2話ページ3

貴方side

先生｢"個性"を消した｣

後ろを見ると覚醒している先生

首に巻いた包帯のようなものが緩み、髪と一緒に宙に浮いた

目が赤い間は個性を使っているんだろうな

…あっ、思い出した

この人、抹消ヒーロー_イレイザーヘッドだ

貴方｢私の解いてくれない?せんせー｣

先生｢ﾁｯ…つくづくあの入試は合理性に欠くよ…お前のようなヤツも入学出来てしまう｣

私の話には耳を傾けず解除しない先生

もしかしてこれ私もかける必要あったの??

効きもしない頭痛薬をポケットから取り出し口に放り込む

急に解除したらこっちは負担かかるんだから

後ろに下がると見逃してくれたが、個性は戻らないままだ

はぁ、休憩

柵に持たれて座ると先生は首のでやつであの子を巻き付けるのが見えた

あれ捕縛武器だったのか

何を会話しているかは聞き取れないがキツい事を言っているのはわかる

もういいや。少しだけ目を閉じよう

5分ほど目を瞑っているといきなり体を拘束され宙に浮いた

先生｢何授業中に寝てんだ。さっさとボール投げろ｣

貴方｢地面に下ろしてくれます？｣

そういうとまた舌打ちをして私を下ろした

地面についた瞬間ふらついたが、いつの間にか個性は戻ってるようだ

貴方｢はぁ…これ投げればいいんですね｣

さっきと同じLv2で放り投げた

本気でもないし、本調子でもないボール投げは517mで2回目は498m

投げ終わると既にみんな体育館に向かい始めていて慌てて追いかけた

上体起こしに長座体前屈

測定器やらの関係でペアを組んで空いてる方から済ませろと先生が言うがこのクラス数えたところ21人で1人余る

それが私っていう訳で長座体前屈の測定器があくまで座って待つ

先生｢痛静｣

貴方｢…なんですか。せんせー｣

先生｢相澤消太だ。お前ペアいないだろ。俺が見てやる｣

貴方｢まだ終わってないのに教えてくれるんですねぇ。相澤せんせー｣

相澤｢さっさと済ませるぞ｣

壁に持たれてから足先へ手を伸ばすと素早く計られ、その流れで上体起こしをするためマットに寝転んだ

相澤｢30秒だ｣

スタートの合図で体を起こすまでは良かったが倒してもう一度起き上がる時に吐き気に襲われた

吐かないけど

貴方｢せんせーもう辞めていい?疲れた｣

クラクラする

相澤｢ダメだ。最後までやれ｣

この後持久走もあんのに鬼畜だ…