肆拾玖 ページ6
貴方side
まり「ッ…!Aちゃん…!」
貴方「今は女だからカッコよくねぇよな」
?「何をごちゃごちゃ言ってんだよー!お嬢ちゃんよぉ!」
女に手を上げるなんて最低なやつだなぁ…
振り上げられた拳を掴んで殴られるのを阻止する
「おう、その辺に…」
店長「はぁ…はぁ…るな…」
?「…はぁん?なんやて?」
店長「舐めるなって言ったんだ!おらぁ!」
おおー
さっきまで伸びていた店長が迷惑客を殴ったのだ
暴力とか出来なさそうな人なのに強烈な1発だなぁ
?「ッ!…作元組に手ぇ上げたな?どうなるか分かっとんのやろなぁ…?」
坂元組…?何処で聞いた事あるなぁ
店長「ゴロ美さんの言う通りだ…俺は、ただ逃げてただけだった…!!けどそれももう終わりだ!キャストにここまで乱暴されて、黙ってられるか!」
まじにぃが助言して成長した感じか
真島「ほう」
え?まじにぃいたんだ
坂元組「いい度胸だコラ…ばらその思い上がり、後悔させたるわ!!」
今度は店長が殴られてしまう
店長「く、くそッ…!」
坂元組「けっ。雑魚が喧嘩売ろうなんて100万年早いんじゃボケが」
店長「うぅ…これ以上…キャストに手は出さないぞ…!」
作元組組員「チッ。しつこいのぉ!」
ボーイ「い、いらっしゃいませ!」
誰だよこんな時に!
坂元組組員「あ…?」
?「よう、楽しんどるかぁ?」
作元組組員「親父…!お疲れ様です!」
と言う事は作元組組長か
組長「あ?ハハハ、なんや店長、ボロボロやないか。まぁええわ。はよ女つけろや。」
店長「そ、それは…」
組員「おい!組長が言うとるやろ!さっさとせえや!」
組長「…ん?んんん!?おう!あ、あそこにおるべっぴんは誰や」
組長が見る視線に目を向けると刺青が見えてる短い裾のドレスを着た髭眼帯のまじにぃ
う、嘘だろ??
組員「べっぴん?どの女のことですか?」
まぁいい。今のうちに…
貴方「コソ)まりさん。今のうちに裏へ行きましょう」
そういえば客ほったらかしにしてたっけ
まぁ、裏にいるボーイに言えばいいか
まり「で、でも怖くて…」
貴方「では失礼」
まり「キャッ」
世にいうお姫様抱っこをしてこっそりバックヤードへ向かう
控え室に向かう途中ボーイに変な目で見られたが、そいつに私がいたテーブルのお客さんに謝って代金は私が払うと伝えてと言うと強く頷いて去っていった
向こうはまじにぃいるから大丈夫だろう
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時