肆拾陸 ページ3
貴方side
?「お、俺にやらせてくださいッ!!」
誰だよそんなに度胸あるヤツは
真島「ん?お前は…」
?「し、新入りの南っす!!トップバッター、俺にやらせてくださいッ!!」
真島「ほぅ…ええ心がけや。やってみい」
南「うすッ!!」
期待値マックスで南は何をやるのか…
南「俺からのプレゼントはオリジナルソングです!_聞いてください『
何それ??嫌な予感しかない
南「♪その夜はぁー雨だったぁー♪雷がぁー落ちていたぁー♪響く産声ぇぇー♪その名もぉーまじまご((ぶふぇッ!!?」
名前に差し掛かる所でまじにぃが思いっきり南の頬をぶん殴った
アカペラで音痴でその歌詞だもん
何となくまじにぃの気持ちがわかるような気がする
真島「はい次ッ!」
何事もなかったように言うな…この調子だとどれも気に入らなさそうだ
全員ノックアウトにならないといいが…
組員1「親父、これを!」
真島「?…このドアホ!なんで俺がゾンビのコスプレせなあかんねん!!」
遠くからだとよく見えないが袋の中身はゾンビの衣装セットだったらしい
なぜそれをチョイスしたんだ??
まじにぃは勿論気に入らなかったのでその人を殴った
組員2「これをどうぞ!」
真島「…はぁ!?ゲーセンの熊の人形なんぞいるか!!」
ぬいぐるみってw
組員2「で、でもこれ1万円も溶かして…((げぼぁッ!?」
あー、また殴られた
組員3「そ、それではここで1つ」
なんだなんだ
シルクハットをシワのない黒のテーブルクロスに置き、中身が無い所をみせてからシルクハットに魔法をかけて見せた
組員3「はいー、帽子から鳩が出ましたぁー」
全員-真島「「おおー!!」」
この日の為に練習したのか
凄いなぁ
仕掛け知ってるけど
真島「普通」
皆が褒めてる中まじにぃだけは感動しないよう
組員3「ありがとうーございまぁーす」
普通と言われたが殴られなかったのは凄い
真島「はぁーあ。もう終わりかいな。つまらんのう」
あれ?まだ西田は挑戦してなくない?
あと、プレゼント用意したのはいいけどいつ渡そう…
でも今渡すのはなんか違うし…
取り敢えず西田が渡すのを待とう
西田「…自分が用意させてもらったものは…こ、これです!!」
意を決して西田がまじにぃの前へ出た
俺が言った通り桐生さんの尾行をしたのだろうか
西田よ…頑張れ
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時