伍拾捌 ページ15
貴方side
ゴロ美「桐生ちゃんも1度やってみたらどや?キャバの経営。きっと客ん時とは違う目線で楽しめると思うで」
桐生「むしろキャバ嬢をやりたい。ちょうど、今のあんたらみたいにな」
貴方「グッ…!ゲホゲホ」
急に爆弾発言するなぁ!!
酒でむせると死ぬ…!
まじにぃよりガタイいいし、真っ赤な口紅なんかしてたら…って!
桐生さんが女装して接客してる姿を想像してしまった…///
ゴロ美「ホンマか!?まさか桐生ちゃんがノッてくれるとは!色々やってみるもんやのう♪」
桐生「いや、別に女装がしたいわけじゃねぇ。つまり、接客をしてみるってことだ。男だから、ホストってことになるのか?」
貴方「ンッン゛なんだよ、俺の苦しかった時間返しやがれ!」
ゴロ美「それはお前が勝手にむせただけやろ」
今もまだ変なところに残っててしんどい思いしてんのに冷たいやつだなぁ
桐生「…俺はこれまで、自分が美味い酒を呑むことしか考えてこなかった。だが、相手にも気持ちよく酒を飲んでもらえたら、酒はもっと美味くなる」
ゴロ美「ほぉー。つまり、接客の仕事を通して酒の
貴方「それだったらバーのマスターになるのも悪くないんじゃないか?」
ホストよりいいと思う
桐生「フッ、そうだな。まぁ何より仕事で酒が呑めるってのは悪くねぇ話だよな」
結構桐生さんて酒が好きなんだなー
ゴロ美「桐生ちゃんは、オンナおらんのか?」
唐突だな
桐生「おいおい、10年もムショに入ってたんだ。それに、今はそんなことを考える場合じゃない」
貴方「確かに俺らは全然だけど
ゴロ美「せっかく娑婆に出てきたんや。少しくらい遊んでも罰は当たらんと思うで?」
桐生「…一応、そのつもりでこの店に入ったんだがな」
ほんとは西田でしょ。まぁいいけど
ゴロ美「しゃあないのぉ。孤独な桐生ちゃんのため、ゴロ美ちゃんがひと肌脱いだろうやないか!」
桐生「そっちこそどうなんだ?兄さんには女はいないのか?」
どうなんだろ…
ゴロ美「兄さん? あらやだ桐生ちゃんったら。誰のことを言うてるのかしら?」
さっきまで男口調だったのに面倒な設定だ
桐生「…ひょっとして、ゴロ美はフリーなのか?」
ゴロ美「せやな。今なら狙い目やで♪アフターに誘ってみる?」
本人はどうなんだろうか
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時