5-二人がいた世界 ページ7
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ソ「なぁ、カイリ、サツキ
二人がいた街って、どんな所だった？」
カ「ふふっ、覚えてないよ
前にも言ったでしょ？」
ソラ、私の前を歩きながら言う
ソ「サツキは？」
「私もまだ思いだせないなぁ 。どうしたの？いきなり」
ソ「思い出したかと思って」
その事にカイリは「全然」と答えた
ソ「帰りたくならないか？」
カ「うーん＿＿＿。私はここで幸せだから」
カイリが言った後に
私はソラの隣にくつろぐように座りながら
「私も今の方がいいなぁ。ここに来たおかげで3人と会えたからね」
そう言い、えへへと笑った
ソ「そ＿＿＿、そっか」
カ「あれ？ 照れてる？」
カイリはからかうように聞いた
しかしソラは固く目を閉じ
首をブンブンと横に振って
「照れてない！照れてない！」と言った
「へえ〜。ソラ君、照れてるんだね」
カ「いや、サツキ意味わかってないよね？」
カイリの突然のツッコミに
私は呑気に「へ？」と聞くとため息をついた
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しばらくしてソラが少し落ち着いた
するとカイリは海を見つめて
カ「＿＿＿でもね。見てみたいって気はするなぁ」
そう軽く言った
カイリも同じ気持ちなんだと思い
自然と笑顔になった私とソラ
ソ「俺も見たいんだよなぁ。この世界以外にも世界があるんなら、死ぬまでには絶対見たい！」
カ「じゃあ、一緒にいこうね！」
私とソラは大きく頷いた
すると 後ろから
ソラより少し大人びた低い声で
「おいおい、俺は仲間はずれかよ」
私とソラが振り向くと
丸太を担いだリクの姿があった
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