嘘つき (ページ3)

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嘘3 ページ3

橙side

『はぁぁあ、、、』

ある廊下、1枚の写真の前でため息をついた

緑｢なにため息なんてついてるの？｣

そう言って話しかけてきたのは中学からの友人

阿部亮平だ

『阿部ちゃーん！

やってな、この写真上手く撮れた気がせーへん

のよ、、、。

せやのにこんなに人が沢山通る廊下に飾るなんて！』

今回の写真は提出期限が短かったため

納得いく写真が撮れなかったのだ

やっぱり、もうちょい時間貰えば良かったな、、、

緑｢何言ってんの！

康二が撮る写真はどれも素敵だよ？｣

『そーなんかな？』

緑｢康二が自信なくしたらいつでも相談して？

いい所いっぱい言ってあげるから｣

『阿部ちゃん、、、ありがとぉ』

阿部ちゃんの言葉にはいつも助けられてる

自然と笑顔になれる

不思議な力があんねん！

緑｢康二行くよー！｣

『ちょ、待ってやー』

呼んでいるあべちゃんの元へ急いで向かう

｢おっ、向井いい所に｣

ん？いい所？

｢これ、2階の空き教室に持って行ってくれないか？｣

そう言って大きな世界地図を渡してきた先生

『えっ、無理やってこんな大きなもん、、、』

｢無理なら阿部にでも手伝ってもらえ｣

そう言って先生はそそくさ歩いていってしまった

緑｢康二大丈夫？一緒に持っていこうか｣