Gossip Girl スキャンダルはいつも隣り合わせ 7

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披露宴も終盤に近づき、チャックのスピーチが始まろうとしていた




チャック「乾杯をしたいと思います。」




チャックはそう言うと、用意していたメモを読み始める




チャック「父は欲しいものは必ず手に入れます。リリー・ヴァンダーウッドセンも例外じゃなかった。」




チャック「バス家の男らしく、父の愛情表現はストレートで、時に不器用でした。」




そこまで読むとチャックはメモをテーブルに置く




チャック「彼女との結婚にこぎ着けた父から学んだのは、忍耐の大切さです。真実の愛は諦めるなと言う事です。」




チャック「例えその相手が諦めてくれと泣いて頼んでも。」




チャック「そして、リリーから学んだのは許すことの大切さです。彼女は父にやり直すチャンスをくれ、父を許されるに足る人間に変えてくれました。」




チャック「いつの日か僕にも、全てを許してくれる相手が見つかる事を心から願っています。」




そう話すチャックは何故かこちらの方を見ていた




あのチャック・バスの口から出てくる言葉には思えなくて、思わず息を飲む




これはブレアに向けたラブレターなのだろうか




前のテーブルに座るブレアをそっと見る




胸がキュッとなったその時、左手にネイトの右手が重なった




チャック「新郎、新婦に。」




「ネイト...？」




ネイト「...いや、乾杯。」

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