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日向「皆んなデッカくて強そうなんだ。でも、試合してると...そういう奴らと戦ってるって分かる。ワクワクする。ゾクゾクする...!」

谷地「すごいね、そんな人達と戦うなんて...じゃあ日向は、小さな巨人だね!」

日向「えっ!?小さな巨人知ってんの!?」
「仁花、知ってんの!?小さな巨人!」

谷地「ぇ、ぁ、いや...こう、スポーツとかで大っきい外国人選手に混じって活躍してる日本人選手とかをそう呼んだり...しない?」

「あ、何だ...」

日向「あぁ...そっか!そう、俺は小さな巨人になるんだ!」

影山「おい、東京に行けない小さな巨人。さっさとコレ写せよ。」

日向「っわ、分かってっし...!」



再び影山に促され、もう一度ノートに向き合う日向



一通り書き写し終わり、分からない所を教えて貰い、自分達の教室へ戻ろうと席を立つ日向と影山



日向「ありがとう、ホントに助かった...!また、教えてくれる?」

「うん、もちろん。」

日向「谷地さんも!」

谷地「うん、教えると自分も覚えるしね!」

日向「ありがとう!谷地さん...!」



ブンブンと谷地の手を振り回す日向に、少々戸惑い気味の谷地



日向「じゃあ、ホントにありがとう!また部活でな!」

「はーい、また後でね!」

影山「おう。」



手を振りながらお礼を言う日向と、ペコリと頭を下げる影山



Aと谷地もまた、手を振り返したのだった



谷地「何だか、直射日光を浴び続けた気分...」

「あぁ、翔陽?」

谷地「うん...すごい熱量だった...」

「あはは!けど、随分話せてたじゃん!人見知りの仁花なのに...!」

谷地「Aがそばに居たし...ま、まぁ...話しやすかった、かな...」

「ありがとね、一緒に付き合ってくれて!助かった!」

谷地「いやいや、全然...!」



全力で顔をブンブン振りながらそう言う谷地に、Aはまた笑った



午後の授業も終わり、部活の時間になる



「じゃ、行こっか仁花!」

谷地「ぅ...あ、おス...!」

「緊張しなくても大丈夫だって...!私も居るよ?」

谷地「ぅ、うん...!」



すーっ、と息を吸い深呼吸をして気合を入れた谷地は、Aと共に体育館へと向かうのだった



「ここが女子更衣室だよ。仁花ジャージに着替えて...!」

谷地「わ、分かった...!」



Aにそう言われ、イソイソとジャージに着替え始める谷地



「よし、じゃあ行こ?」

谷地「うん...!」



谷地は元気に応えると、差し出されていたAの手を取った

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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時

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