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入院して1ヶ月




未だ戻ってこない私の記憶




両腕を動かせるようになって、車椅子で私は移動できるまでになった




お「A、今日もどっか行きたいの?」




『正解です、ほんと、おそ松さんは私の事よく知ってますね、、でも、どこに行きたいかは分からないと思います』




お「わかるよ?」




そう言うとおそ松さんは冷蔵庫を開けて中を確認した





お「ん〜。外出許可貰ってんの?」




『もらいました!ほら!』



そう言って私は許可証を見せた




お「じゃあ。売店じゃなくてコンビニだろ。そこの売店梅干し売ってねぇもんな」




そう言っておそ松さんは近くの車椅子を持ってきてくれた




『すご、ほんと、なんでもわかるんですね、おそ松さんは』




お「まぁね〜…よし、乗れた?」





『はい』



お「んじゃ。行こっか」





優しく車椅子を押してくれるおそ松さん




『ふふ、梅干し梅干し』




お「大丈夫梅干し逃げねーって」



看護師さんに外出してくると伝え、私とおそ松さんで外に出た




『わ〜、暖かいですね』




お「もうすぐ梅雨がくるぞ」




『嫌ですね〜、』







なんて、他愛もない話をしていたらコンビニに着いた



お「梅干しあったよ」




『それです!』



わぁぁ、と、梅干しを受け取ってついでに1周フラフラしていた





すると、焼きそばが目に止まった



時計を見ると11時。



そろそろお昼か





『おそ松さんおそ松さん、焼きそばありますよ』



お「ん、あれA焼きそば好きだっけ」




『??おそ松さん、焼きそば好きじゃないですか』




お「え」





するとおそ松さんの動きがピタッと止まった




お「え、なんで、知って、るの、?あれ、俺A起きてから焼きそば好きって教えてたっけ」




言われてみれば、おそ松さんと食べ物の話をする時は大体私が好きなものばかりだった。


『あれ、なんで私おそ松さんが焼きそば好きって知ってるんだろう』






するとおそ松さんは



お「覚えててくれて、ありがとう」





そう言って私の頭を撫でた




『わわっ』




夢でも見たのかなぁ、





と思いながら私は梅干しと焼きそばを持って、お会計を済ませた

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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年12月13日 1時

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