別れ ページ1
『お、おそ松くん…』
お「何、急に来て、「久しぶり」って。今更何しに来たんだよ。ずっと連絡もこねーし。
ずっと待ってた俺の気持ち知らねーだろ?」
『わかってる…』
お「分かってんなら何で急に来た訳?掘り返さないで欲しいんだけど。」
おそ松くん。そこまで待ってくれてたんだ。
何かとゼミだのなんだの言い訳にして放り投げていた自分に、心底嫌になる。
『ごめん、ね。』
泣かないと決めても、涙は出てくるもんで
お「なんでお前が泣くわけ。こっちが泣きたいんだけど。」
そう言うとおそ松くんは
はぁ。とため息をついた
お「俺ら。もう終わりでいいんだよな。」
『え』
お「無理だろ。もう、」
『…』
確かに。
声のトーンも雰囲気も
おそ松くんはもう私のことを好きじゃない
『…そう、だね。もう、前みたいには戻れない。よね』
そう言うとおそ松くんは
お「そうだな。」
とだけ言った。
『じゃ、私、行くね。
ばいばい、おそ松くん。』
お「うん」
最後に笑って、来たつもりだったけど
上手く笑えたかな。
私は、1人歩きながら、新しい家へと向かった。
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年12月13日 1時