姫62 ページ12
放課後
『轟くん帰ろー』
轟「おう」
靴を履き替えて外に出たが、外はまだ暑い
『今日どうするのー』
手で顔をあおぎながら歩く
暑い…
『轟くん…?』
轟くんの方を見ると、轟くんは何か考えているようだった
『轟くん!』
轟「…!っ悪ぃ、、今日は1人にさせてくれ…」
『そっか、わかった…でも大丈夫?今日随分変だけど。夏バテ??』
轟「いや、別に」
『そっか』
なんか変だ
轟くんと別れて、私は家の中へ入った
家まで送ってくれたところはいつもやってくれるのだが、問題はそれより前だ
会話も上の空だし、ずっと考え事してるように見えた
もしかして
『嫌われた』
私なにかしたっけ…
そういえば今日朝から…
どうしよう…
『うぅ…』
悲しくなってきた
まだわかんないよ、もしかしたら本当に夏バテかもしれない
でも、人間は悲しいことを考えてしまうと最悪のパターンを考えてしまうもの
今までのようにもう、お互い家で遊んだり、課題やったり、出来なくなるかもしれない
怖い。
轟くんが。
居なくなってしまうのが。
今日は正直これしか考えれなかった。
悲しすぎて泣いてしまった
気づいたら朝になってしまった。
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年4月9日 9時