彼シャツ【中原中也】by月瀬ゆうめ ページ2
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<中也side>
「‥‥居るのか?」
玄関に入るとAの靴がある。
‥‥今日は来る予定の日じゃねェよな。
靴を脱いでリビングに入ると電気はついていたが、姿は無い。
「‥‥あそこか。」
荷物を置き、俺は或場所に向かう。
すると、案の定其処にはAの姿があった。
俺は外套を掛け、其処―― 寝台 ――でスヤスヤと眠る横に手を付き、
綺麗な寝顔に見惚れていた。
『‥‥‥‥ん‥‥ちゅ‥‥‥‥やぁ‥‥』
「‥‥‥‥襲いたくなってきた。」
俺の夢を見ているのか‥‥‥‥ったく、夢じゃなくて本物が此処に居るんだから構えよ。
『ふふっ‥‥‥‥だぁい‥‥しゅき。』
と云うと俺の声が聞こえたかの様にむくりと起き上がり目を擦った。
『んん‥‥中也?』
「嗚呼、只今。」
『お帰り〜』と抱き付いてきた。
可愛すぎかよ‥‥‥‥
『待ってね〜服着るからぁ‥‥』
暗くて気が付かなかったが、‥‥‥‥上が‥‥下着姿だ‥‥
と、短パンと下着姿のAは寝台から出て俺の服を‥‥
「其れ俺の服だぜ?」
『良いの〜中也の服が着たいからぁ〜』
俺より背が低い為に俺の服はガボガボで萌え袖+片方の肩が出ている。
普段は絶対にこんな事「して呉れねェ。」
ッテ事は、
「寝惚けてんのか。」
『うん。』
やっぱ寝惚けてたのか。
彼シャツってやつか。‥‥可愛い。其れに破壊力がヤベェな。
俺の○○がどんどん削られていく。
そんな時だった。
『‥‥え?何してんの私‥‥えっ中也の服!?如何しよ!ねェ私に何があったの!?』
正気に戻ったAは混乱し始めた。
『あ、中也の服。うわぁ‥‥中也の服だ。ねェ、中也の服だよ。』
「何回云えば気が済むんだよ。」
『だってさだってさ!!中也の服着てんだよ!?私ずっと‥‥』
【着てみたかったんだもん。】
キャッと小さな悲鳴が聞こえた。
抱き抱えたAを寝台に優しく下すと、『え、何々!?』と又もや混乱し始める。
その上に跨ると違う意味で混乱し始めた。
『え、待とう?明日私任務だから。』
「明日の任務は俺が終わらせてきた。」
『有難う。‥‥って、え!?』
ジタバタと暴れるAの手首を掴み顔を近づける。
「明日は休みだ。」
『二人共?』
「嗚呼、‥‥だから、」
【今日はもう寝かせねェ。】
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温泉(前編)【旧双黒】by月詞→←危機!?【太宰治】by月詞
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モフ子 - 萌えた、そして死んだ。神という言葉の上を知らないからどういえばいいか分からない、確かなことはこの人たちは神という言葉の上を行く存在だねぇ (2019年8月9日 21時) (レス) id: 7dc88695a1 (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 奪い合いで花袋と国木田さんお願い出来ますか? 夢主は国木田さんより年下でお願いします (2019年5月11日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - イムさんさん» 有難うございます!溶けた!?大丈夫ですか!?幸せな溶けをお手伝い出来たのであれば光栄です。 (2019年1月26日 20時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - お疲れ様でしたぁぁぁぁ!!!! (2019年1月26日 20時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - …………おもしr(溶けた 頑張ってくださいねぇぇぇ! (2019年1月26日 20時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬ゆうめ×月詞 x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 14時