危機！？【太宰治】by月詞 ページ1
＜夢主side>
太宰さんと付き合い初めて早くも3ヶ月。未だに慣れなくて、夢なんじゃないかと思うけど…
ある日、探偵社に依頼人が来た。其れ自体は珍しくも何とも無いんだけど。
其の人は女性だった。其れもとても美しい人。
「何て美しい人だ！是非私と心 中しt」
「何をやっとるんだ此の唐変木！…Aが居るというのによくそんな事が云えるな」
後半は小声だったけど、私にはしっかりと聞こえていた。よくある事。自分に云い聞かせる。
『良いんですよ国木田さん。私の事はお気になさらず、続けてください』
其れだけ社を出て来て仕舞った。
とは云え行く場所もなく、取り敢えずうずまきに落ち着く。
『太宰さんとあの人、お似合いだったよね…』
太宰さんには私よりもっと相応しい人が居るんじゃない…？
だから…私なんかに縛り付けちゃ駄目だ。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 「A、今何て云ったのかい…？」
『私と別れて欲しいの』
「…私が其れを許すと？君は私の物だ。離れるなんて許さないし、認めないよ」
折角決めたのに…そうやって私の決心を揺らがさないで…！
「其れとも…私の事が嫌いになったのかい？」
傷付いた様な太宰さんを見てまた心が揺らぐ。
そんな訳ない。太宰さんの事は大好き。だけど、ううん、だからこそ…私は身を引かなきゃ。
『…そう、だよ。だから』
私の言葉は途中で遮られた…太宰さんの唇によって。
太宰さんの腕が強く腰に回される。
酸素を奪われ、力が抜けた。私が抵抗しなくなったのを見計らって唇が離された。
「云えるものなら云ってみ給えよ…私が嫌いだ、と」
『…』
其の沈黙が答えだった。
「ほら、Aちゃん？」
『……だって！太宰さんは私なんかよりもっと相応しい人が居る筈だから、私なんかが恋人じゃ駄目なんじゃないかって、思って』
すると太宰さんの雰囲気が急変した。
「誰に云われたの？其れ」
『誰も！けど自分で判るもん…』
ふわりと張り詰めた空気が和らいだ。
「あのねぇ…3か月前、私はちゃんと云ったと思うけど？君が好きだって」
あ…そうだ。
「私の事を思うなら私から離れないで呉れ給え…Aちゃんが居るから私は此の世界で生きていられるんだから」
『太宰さん…ごめんなさい』
「判ってくれれば其れで良いのだよ…だけどそうだねぇ…私を傷付けたお仕置きだ」
「夜は私の為に空けておいてね？」
其の夜、何があったかはご想像にお任せします…
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モフ子 - 萌えた、そして死んだ。神という言葉の上を知らないからどういえばいいか分からない、確かなことはこの人たちは神という言葉の上を行く存在だねぇ (2019年8月9日 21時) (
レス) id: 7dc88695a1 (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 奪い合いで花袋と国木田さんお願い出来ますか？ 夢主は国木田さんより年下でお願いします (2019年5月11日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - イムさんさん» 有難うございます！溶けた！？大丈夫ですか！？幸せな溶けをお手伝い出来たのであれば光栄です。 (2019年1月26日 20時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - お疲れ様でしたぁぁぁぁ!!!! (2019年1月26日 20時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - …………おもしr(溶けた 頑張ってくださいねぇぇぇ！ (2019年1月26日 20時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月瀬ゆうめ×月詞 x他1人 | 作成日時：2018年9月11日 14時
