検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:29,045 hit

見方 ページ7

【総悟side】

土方に言われたからAのとこにいくってのは何か、土方ムカつくし。
喧嘩別れしたまんま奇跡的に再開した幼なじみとこのあと会えないってのもなんだ。
ってことでAのとこに戻ったのだが……

あいつは俺の事を名前で呼んだり、色々と俺がさっき言っちまったことを真に受けていたってことを知って、すげー後悔した。
なにやってんでェ、俺ァ。
呟いた言葉はそいつに聞こえたのか聞こえていないのかは分かんねーけどソイツはなにも変わらず笑顔で謝ってきた。
これは、昔からのAの癖だ。年上の余裕なのか、喧嘩することはあんまり無かったが、いつもAから謝ってきた。

Aは何も変わってねぇななんて再確認して。だからこそ、大きく変わった口調に目がいっちまったんだろう。なんて思ったりもして。

じゃあな。って別れた時には昔の俺たちに戻れたような気がしていた。







その夜、近藤さんから呼び出された俺と土方さんは、屯所へと戻った。
「なんですかィ?まさか、麻薬の入手経路が発覚したとかですかィ?」
「まだ、そこまではいけていないが、麻薬を使っている奴を捕まえた。これでホシに一歩近づけるかもしれん。」
近藤さんのその言葉で俺たちは潜入捜査をしている警察で、Aは吉原の人間だということを思い知らされた。
俺達が任務を早く終わらせてしまえばしまうほどAと会える時間が短くなる。
「そうか、近藤さん。捜査は明日からでいいか?」
土方の言葉に近藤さんが頷いたところで俺も話を切り出した。
「近藤さん。今日……Aと会いやした。」
「そうか、そうか!元気にしてたか?…………いや、そうだったのか。」
近藤さんも言葉の真意に気づいたみたいだ。

「でも、アイツは元気そうに見えやした。アイツは、なんにも変わってやせんでした。」

その一言を残して俺は局長室をでた。

協力→←変化



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 吉原
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きなこ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます!自己満足だった小説を読んで頂いて、こうやって褒めて頂いて、嬉しいという言葉じゃ足りない位です!更新がなかなか出来なくてごめんなさい!精一杯頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2019年1月13日 13時) (レス) id: 6b9c59579e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - もうこの小説大好きです!シリアスさの中に恋愛要素って...技術が素晴らしすぎると思いました!情景描写も心理描写も端的で分かりやすく、人間味溢れる銀魂っぽくて素敵です!もうこの小説好きすぎる...!頑張って下さい! (2019年1月12日 17時) (レス) id: 3ba3df2a95 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ヒジキさん» ありがとうございます!そういって貰えて嬉しいです!! (2018年8月2日 18時) (レス) id: 6b9c59579e (このIDを非表示/違反報告)
ヒジキ(プロフ) - 面白いです!!これからも頑張ってください! (2018年8月2日 1時) (レス) id: 127c0c77c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako__uranai  
作成日時:2018年7月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。