【銀魂】総長さんは愛され者【坂田銀時】

story56 晩酌 ページ9

【Aside】

旦那が酔ったところでボロを出させてやろうと晩酌に誘ってみたのはいいんだけど。勿論、万事屋にはお酒等なく。買いにいく事になったのは良いけど……旦那の準備がめちゃくちゃ遅い。
「旦那〜。まだですか？」
「今いくから待ってろ。」
そういって、旦那のいる部屋の方から騒がしい音がして旦那がいつもの着流しで登場した。
ソレはいいとしても、何？なんでそんなに目泳いでんの？……まさか
「旦那。お金持ってます？」
「あー、釘を打たれた可哀想な子に寄付した。」
パチンコか。新八君と神楽に蹴り飛ばされますよ？まぁ、今回はお世話になるし奢りますけどね。


そんな感じで酒屋に行って、鬼嫁を買ってきた。いつものやつがたまたま行った酒屋にあってよかった。あと、旦那チョイスでビールも買ってきた。
だが、家に帰ってからつまみを買ってないのに気づき、私が作る事になった。

色々机に並べて、準備が整ったところで二人ほぼ同時にお酒をのみ始めた。
案外料理うめーな。とか言ってはいるから、おつまみは美味しく出来たらしい。良かった。そして、鬼嫁のアルコールが強くて、何だか私が先に酔い始めてしまっているかもしれない。
「なぁ、なんでお前そんな怪我負ったんだよ。お前なら、そんなに傷を作らなくても平隊士位は倒せんだろ？……わりぃ。なんでもねぇ。」
このときの私はもうすでに酔っていたのだろう。自覚は全くないが。
旦那には、すべてを話す気になっていた。今、こうやって振り返っても私のこの時の判断は謎過ぎる。

番外編 沖田総悟生誕祭→←story55 薄い本

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す