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story50 空白 ページ3

【Aside】

総悟に押し付けられた書類を破り捨てながら、私は昨日の事が忘れられなかった。
旦那の話の空白。あの間にはいる言葉は何なのか。悩んでも答えが出てこない。これは、聞くしかないのか。
そこでガラッと音を立てて病室のドアが空いた。
「A〜!元気アルか〜?」
「ちょっ!神楽ちゃん!ここ病院なんだから。Aさん、元気ですか?」
おぉ、怪力娘と童貞眼鏡。タイミングいいな。
「新八君と神楽〜。相談があるんだけど。万事屋でしょ?」
お金はある。万事屋よりは絶対。
「いいアル。それでなにネ?早く言えヨ。」
目をキラキラさせてんのは気のせい…じゃねーな。
「昨日、旦那に私が意識を失っている間の出来事を聞いた。その時に、途中で黙ったんだよ。何で黙ったか、知りたくなるだろ?」
神楽は、その間お見舞いのフルーツを食いまくっている。お前への依頼量はそれでいいだろ。
「……総悟が私を抱き抱えて列車から出てきた時の旦那ってどんな感じだった?」
私がそう言うと、新八君と神楽が顔を見合せて、銀ちゃん隠すの下手アルな。とか、分かりやす過ぎるんですよ。あの人は。とか、ひそひそと話始めた。丸聞こえだけどな。
「……Aさん。僕達から聞いたことは秘密にしておいて下さい。」
内容は言ってもいいのか。旦那をからかってやろう。
「クソサドがAをお姫様抱っこして出てきたアル。どっちも怪我してたネ。Aの方が凄かったけどな。」
「そこで銀さんは、沖田さんが怪我をしてるから、俺が抱き抱えた方がいい。とか、言い出したんです。沖田さんは断りましたけど。」
とりあえず、私がそこで寝言言ったとかじゃなくて良かった。
「でも、銀ちゃんは無理やりAをクソサドから離そうとしたアル。でも、そこでサングラスかけた奴にパトカーに叩きつけられてしまったヨ。」
ということは、総悟が私を抱き抱えたままだったつーとこか。
「それを隠そうとしてたのか。依頼料は神楽はフルーツ。新八君は、眼鏡クリーナー。」
そして、神楽に食いかけのフルーツを渡して、新八君にティッシュを渡した。
「……あぁ、ありがとうございます。」
そんな落ち込むな。

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百瀬 - アイドル編面白かったです!! 続き楽しみにしています! (2019年1月7日 21時) (レス) id: 327af94932 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - 白桜姫さん» ありがとうごさいます!頑張って続き書きますね(*´∀`) (2018年8月24日 13時) (レス) id: 6b9c59579e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 番外編めっちゃ面白かったです。続き楽しみにしてます。( *`ω´) (2018年8月23日 1時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai  
作成日時:2018年5月9日 17時

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