【銀魂】総長さんは愛され者【坂田銀時】

番外編 沖田総悟生誕祭3 ページ12

【総悟side】

今日は、俺の誕生日だからA姉からドッキリを受ける日か。
去年はタバスコケーキだったから、A姉に全部あげやしたけど、それがあるから今年は物じゃねーだろうな。
「あ、総悟いたよ。」
廊下の向こうから、A姉が駆け寄って来た。今年はどうやって回避してやろうか。
「オイ、本当に行くのかよ。」
「だって、総悟にはちゃんと言っておくべきだと思うんだもん。」
土方もいやがらァ。つーか、今年はドッキリじゃねーんです？言っといたほうがいいって何かを隠してるような言い方に違和感を覚えた。ドッキリだとしても今までのドッキリとは一味違うことを悟った。


「総悟あのね。私たち」
「「付き合ってるの。」」
なんの冗談だよ。土方とA姉が付き合ってるとか......誕生日にどんな告白だよ。A姉俺の誕生日忘れてたりしやせん？そいつはねぇや。
「A姉、土方さんと付き合うなんて気でも狂ったんですかィ？俺は、認めねぇでさァ。」
そういって俺は、部屋へ戻った。姉上も、A姉も土方にとられちまうんなんて。死ね土方。

「そろそろ、近藤さんも準備できたらしいんで行くぞ。」
しばらくたってガラリと俺の部屋のふすまを開けたA姉は、いつもの口調と様子に戻っていた。
準備ってなんだ？土方はどこ行った？俺の中に、たくさんの謎が浮かんだ。大部屋を開けると、
「「「沖田さん、誕生日おめでとうございます！！！！」」」
おめでとう総悟とA姉が俺に言ったところですべてがつながった。すべてが、ドッキリだったのだと。

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