【銀魂】総長さんは愛され者【坂田銀時】

story49 プリン ページ2

【Aside】

総悟が帰っていったところでまた病室のドアがあいた。
「おー、プリン買ってきてやったぞ〜。」
「旦那。私が意識を失っている間に何があったのか教えて下さい。」
総悟は、誰も死んでないって言った。でも、私はこの手で隊士を斬っている。総悟が言いたいのは私たちの真選組が死んでいないということなんだろうけど。やっぱ、真実は気になるもので。
「……プリン食いながらな。」
そういって旦那は頭をかく。なんか、隠そうとしてるのか。こういう心理学も取り調べとかで必要になるからか、少し学ばされた。こうやって使うのか。松平のとっつあんありがと。

そして、旦那はあのとき何があったのか話を始めた。私が旦那と別れたところから。
途中、旦那が黙った。総悟に抱き抱えられて列車から出てきた辺りで。でもすぐに、また話始めてしまったため、何を隠そうとしてるのかは分からなかった。
しょうがないので旦那の分のプリンにもタバスコをかけて、二つ食べた。
「ちょっとォォ！Aチャン！何してくれちゃってんのォォォ！！」
「ここ病院だから静かにしてくださいね。旦那。そんなことも知らないんですか？いい大人なのに恥ずかしいですね？」
こうやって挑発するとまた、ハイテンションで返してくる。本当に言葉の意味分かってんのか疑いたくすらなる。まじで、おばちゃん来ちゃうから黙って欲しい。
……あれ？そういえば山崎どうなったんだろ？
土方は戻ったっぽいけど。
まぁいいや。ザキは。

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