story31 結果 ページ32
【Noside】
志村新八は、姉 志村妙に向かって今日の出来事を話していた。
「Aさんが、すごくお洒落して僕に話しかけてきたんですよ。あの人あんな性格ですけど見た目は可愛いんですね。沖田さんのお姉さんなだけあるなぁ。」
そう言ってお茶をすすっていたからか、姉が満足そうにしているのに気づけなかった。
「なんなんだアイツは……」
真選組屯所では土方が昼間のことを振り返りため息をついていた。
「好きにすりゃ良いでしょ。俺には関係ありやせん。」
土方を悩ませている人物の弟 沖田総悟がその話を聞いていた。
「投げやりに返事をするわけにはいかないから真剣に返事をしたとして今後ギクシャクすると仕事に支障が……」
「こんなに真剣に悩まれちゃってA姉が可哀想でさァ。」
いまだにブツブツ呟いている土方をおいて総悟は部屋を出た。その時にある丸まった紙を投げ込んだ。
「……何だ?コレ。」
土方はそう言って紙を広げると、そこにはドッキリ大成功!と書かれていた。
「……総悟、Aなにやってんだ!!!」
「銀ちゃん今日なんかあったアルか?いつもにまして様子が変ネ!」
ここ万事屋では、神楽が銀時を尋問していた。
「いや、何か。起きたら目の前に巨乳がいたつーかあったつーか。」
神楽は呆れた顔をして銀時に答える。
「へぇー。そんな事で、動揺しちゃったアルか。これだからモテない男は。」
「銀さん、モテてるから!!モテてるけど彼女作らないだけだから!!つーか何で途中標準語!?」
焦って神楽への突っ込みをしたため、息が切れている銀時。そこに神楽が追い討ちを掛ける。
「だったらつれてこいよ。ゴミが。」
「ゴミを見るような目で見るなァァァ!」
「そんな感じだったんだ〜。とりあえず神楽、旦那はぶちのめしてきて。」
「了解ネ!」
この会話をすべて、ドッキリの実行者Aに伝えに、Aの部屋へと集合していた。
「いや〜土方もあんな単純なのにひっかかるとは……総悟録音してる?」
「もちろんでさァ。何かあったときに使えるんでねィ。」
沖田姉弟は黒いことを考え、土方を陥れようとしていた。
「神楽ちゃん。あのシチュエーション、新ちゃんがドッキリに引っ掛かったのよ。」
「当たり前ネ!この神楽様に任せれば童貞なんていちころネ!」
妙と神楽は、ドッキリの成功を祝っていた。
このドッキリ成功会は、土方が怒鳴りに来るまで続いたという。
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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai
作成日時:2018年2月5日 13時