検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:47,037 hit

story25 瓦版 ページ26

【Noside】

少し前のお話。

「近藤さん、これ見てくれ。」
そう言って、真選組局長 近藤勲にひとつの瓦版の記事を見せた土方。
「あぁ、やくざVSエイリアン興行収入1億円突破か〜。」
「そーだな。それじゃなくて、そのとなりのやつだ。」
土方は、また瓦版の記事を見せた。
「へぇ。真選組に女隊士発見か……」
そう言って近藤が見たのは、真選組総長 沖田Aが、攘夷志士を粛清している姿が写っている写真の記事だった。
「近藤さん、土方。テレビ局の奴らが来てるぞ。お前ら二人と私に用があるらしい。良かったな。私が制服を着ているところを見られなくて。」
と、今日非番だったAが言う。世間には、Aの存在は隠している。真選組は、女人禁制だからだ。
「ばれたならしょうがない。トシ、Aちゃん。全てを話すぞ。」
近藤が、珍しくキリッとした顔をした。
「近藤さん。みんな知ってますよ。姉御ストーカーしていることぐらい。」
当事者本人が、いつものように、平坦な声で言う。
「そうじゃねぇ。A、お前の事だ。」
土方のその言葉によりAが目を見開いた。そこで、今までずっと話していた会議室に人影が現れた。
「A姉の事は、まだ隠していた方がいいと思いやすぜ?」
そう言って、会議室に入ってきたのはAの弟 沖田総悟であった。
「私は、行ってもいいぞ。事情を話せば入りたがるやつもいないだろ。」
いつの間にか、隊服に着替えたAは、玄関へと向かっていった。

story26 経歴→←story24 好きなように



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai  
作成日時:2018年2月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。