幸せのカタチ

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まだ高校卒業したばっかりだし、


みんなそんなにお酒も強くないから、


飲むよりも話す方が多かった。




晴「Aちゃん、だっけ？」


私「そうだよー。晴翔くんでしょ？」


晴「正解！」



人見知りしない私と、


少しシャイな晴翔。



少し話しただけだったけど、


すっごいドキドキした。



みんないい人達ばっかりで、



これから先が



すっごい楽しみだった。





帰りは偶然にも晴翔と同じだった。




晴「女の子一人じゃ危ないから、送らせて？ってか送られろ！」


私「それ、言葉おかしい！笑」



ドキドキして、


可愛くないことを言っちゃう私。



少し肌寒い夜。



くだらない話しをしながら歩いた。




私「ありがと！ここだから大丈夫だよ！」


晴「まじで！？めっちゃ近いんだけど！笑」


私「まじ？笑 じゃあ明日から学校頑張ろ！おやすみ。」


晴「おやすみA！」




いきなり呼び捨てで呼ばれて、


それだけでキュンとする


重症な私。




この日から、


私と晴翔の距離は



一気に縮まった。




少しずつ、


夏の匂いが近付いていた頃だった。

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