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8話 追い出し試合 ページ8

田中「あと3人、スタメンがいるんだけどあいつらは後ででいいよな?」

斎藤「あぁ。迷惑だし。」

A「迷惑?」

斎藤「あぁ。はっきり言うと…。」

田中・斎藤「めっちゃうるさい。」

うぉぉぉぉ…。田中さんまでもが嫌そうな顔してる…。

田中「バスケ面に関しては何も心配ないし、ポジションを託せるんだけどな…。一言で表すとアホだな。」

その3人がスタメン…。早く会ってみてぇな…。

斎藤「それよりさ、さっきこいつが帝光一かもって言っただろ?ちょっとあれムカついたんだよな。スタメンとして。」

A「すみません…。」

斎藤「いや、そうじゃなくてさ。明日ミニゲームすんぞ。」

5人「は?」

田中「まぁこれも伝統…だな。"追い出し試合"とも言われてる。」

追い出し試合…?

入ったばっかなのにか?

田中「けどこの試合はお前らを追い出すだけじゃなくて俺たちも追い出される。」

ん?

わけわからない…。

田中「帝光バスケ部は部員数100人を超える部だ。一軍なんて一握りだしベンチに入れたらラッキー、スタメンなんて夢のまた夢って感じなんだよ。だからこそ競争も生まれるしそれが刺激になる。だから入ってきたやつにはやってんだよ。」

斎藤「追い出しって言っても二軍に行け。とかそういうのじゃないから。」

田中「俺らもやられたもんなー。」

関口「ちなみに結果とかどうだったんですか?」

田中「確か…。76-22とかだった気がするな。」

斎藤「んで、今のスタメンの2年が入ってきた時は91-6とかだよな?ちなみに20分でな。」

倉田「めんどくさ。俺パスしてもいいですか?」

4人が熱くなっている中、一人冷めている人がいた。

虹村「は?何言ってんだお前?」

倉田「先輩相手に勝てるとか思ってるの?無理でしょ。力の差は歴然。やるだけ無駄だよ。」

関口「玲!わかんねぇだろ!今日の湊のパス見ただろ!?」

倉田「いくらパスが通っても得点取れなきゃ意味ないでしょ。」

湊「そうかもね。でも、やってみようよ!僕はこのメンバーならいける気がするんだ。」

倉田「そんなんで気が変わるとか思わないで。」

虹村「玲!」

斎藤「嫌な奴はやらなくてもいいけどな。」

A「あのさ。」

ギャーギャー騒いでる6人を見て呟くと一人、また一人と静かになっていった。

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設定タグ:黒子のバスケ , 帝光 , 虹村修造   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2015年11月23日 1時

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