花子くんにはもう1人弟がいたようです

じゅういち ページ12

「んん､､､」

私が目を覚ましたのは保健室だった

先「山田さん起きた??昨日からずっと体育館倉庫に閉じ込められてたのよ。見回りの先生が山田さんのことに気づかなかったらしいから､､､ごめんなさいね。」

『あ、そうなんですね！ありがとうございました(ﾍﾟｺﾘ』

寝ている間に私が見たあれってなんだったのかな。
バスケ少年の過去？

花子さんに聞いてみよう。

『花子さ〜ん！昨日さ、依り代壊した時に、バスケ少年の過去？みたいなものが見えたんだけど、あれってなんなの？』

花「んー、簡単に言えば依り代に込められた思い出かな。昨日のやつもバスケに関することばっかりだったでショ？」

確かにバスケについてばっかりだった。
そこまでバスケを頑張っていたのに、あんなことされるなんて､､､。
多分、私も怒り狂うと思う。

『ちゃんと耐えたあの子はすごいと思うなぁ(ﾎﾞｿ』

花「なんか言ったー？」

『え、いや、なんも言ってないけど笑』
やべやべ。声にでてた。

花「フーン。あ、そういえば、報酬あげなきゃネ!!!お手伝いしてもらったんだし！何が欲しい??」

んー、欲しいもの特にないしな､､､。
ちょっとからかってやろうかな笑

『君がほしいな』

花子さんの耳元で囁く。
花子さんはちょっと驚いたような顔をし、ニヤッと笑って私に顔を近づけた。


ﾁｭｯ


『ふぁ､､､??』

何が起こったのか分からない。
頭が追いつかない

花「俺は物じゃないからあげられないけど、これくらいならあげれるヨ(ﾆﾔｯ」

あ、私、ほっぺにちゅーされたんだ､､､

頭の整理ができて、冷静になると顔がどんどん熱くなる。

キスとか初めてされた､､､///

花「まぁ、今回の怪異は俺のちょっと上くらいのレベルだったかなぁ。」

怪異にも強さでレベル決まるんだ､､､
じゃあ、今回のって花子さんより強かったってこと？

『花子さんより強い相手だったのに、花子さん余裕そうだったね』

花「あぁ、俺、戦ったこと数回しかないからネ。今は人間の助手がいるから戦えるけど、あんまり戦闘は好まないかな。」

幽霊にもいろいろあるんだな､､､。
私、もっと怪異について知りたい！
それで、花子さんのことももっと知りたいな


次の七不思議はどんな霊なんだろうなぁ。

じゅうに→←とお

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ

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