私は愛を知らない (ページ5)

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episode4 ページ5

ルパン「A！次元！」

『ルパン。私は大丈夫。次元は何ヶ所か擦り傷がある。』

五ェ門「A。大丈夫か。一人で行かしてすまない。」

『ん。大丈夫。』

ルパン「……。A…。」

『ん？』

ルパン「使ったのか…？」

『関係ないでしょ。』

ルパン「はぁー。」

『私はビルの屋上に荷物取りに行ってくるから。』

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

『(あぁ～。参ったな～。ルパンにバレちった。)』

(ｶﾞﾀｯ

『うわっ!!』

ﾋｭｰ…

『(や、やばい…せっかく成功したのに…ビルから落ちて死ぬの…？……あぁ…嫌だなぁ…死にたくないなぁ。どうにかしないと！ってなんも出来ないじゃん…。さよなら…。)』

ｶﾞｼｯ

『?!』

次元「ｯﾂ!!大丈夫…か…？」

『じ、次元?!』

ルパン「おい！A！次元！」

－－－－－－－－－－－－－－－

『次元…大丈夫？』

次元「誰かさんのせいで酷くなったな。」

『だから、ごめんって。』

次元「ﾌｯ。お前さんらしくねぇな。」

『しょうがないじゃない。申し訳ないと思ってるんだから…。』

次元「まぁ…ありがとな…。」

『こっちのセリフ…。』

次元「じゃあ、帰ろうぜ。」

『身体大丈夫なの?!』

次元「ん。大丈夫だ。」

『それならいいけど…。』

次元「ルパン！帰りはとっつぁんに見つからねぇように頼むぜ！この身体じゃあ、銃を撃てねぇからな。」

五ェ門「A。」

『ん？』

五ェ門「Aは悩み事があると良く溜めるだろう？某で良ければ話に乗るぞ？」

『……。いや、大丈夫。五ェ門はわかんないよ。』

五ェ門「そ、そうか…。」

『(五ェ門に言える訳ない…。さっき、死にそうになった時)』

『(死んでもいいって思ったなんて…。)』