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ページ11

〜Aside〜

「A。」

お母さんに名前を呼ばれて振り返ると、お母さんの腹部がとても紅色に染まっていた。そして、お母さんは僕を庇うように立っていた。

そして、お母さんは口を開いた。

「私なんて元々無責任で、どうしようも無い人間だし、人を愛するってよく分からないから、私は代わりに皆が喜んでくれるようなきれいな嘘を吐いてきた。いつか、嘘が本当になる事を願って。頑張って努力して、全力で嘘を吐いてたよ。私にとって嘘は愛。私なりのやり方で、愛を伝えてたつもりだよ。君たちの事を、愛せてたかは分からないけど、愛したいと思いながら、愛の歌を歌ってたよ。いつかそれが、本当になるって事を願って。今だって君の事、愛したいって思ってる。」

『・・・・・・お母さん。』

そしたら、犯人が我慢できないとでも云う様に、

「嘘吐け・・・!俺の事なんて覚えてもないんだろ?見逃してもらおうと・・・!」

と云った。僕の中で、カチンときた。

『あのねぇ・・・「リョースケ君、だよね?よく握手会来てくれた。あれ?違った?ごめん、私、人の名前覚えるの苦手なんだ。お土産でくれた星の砂、嬉しかったな。」・・・・・・お母さん』

「んだよそれ、そーいうんじゃ・・・・・・。ああああああ!!」

犯人は逃走した。

『あ、待て・・・・・・っ!』

「アイ!!きゅ、救急車呼んだから!!」

アクアも動揺している。そりゃそうだよね。僕も、心臓の音がうるさい。

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朝比奈誠@斎藤一推し(プロフ) - 有栖 月華さん» ありがとうございます!がんばります! (6月25日 20時) (レス) @page14 id: 44e696c465 (このIDを非表示/違反報告)
有栖 月華 - すごく続きが楽しみです!更新頑張ってください! (6月23日 11時) (レス) @page13 id: 32c6fabc5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜紅葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年6月20日 17時

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