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第四十一話 ページ43
『な、なら、僕もやる』
「え、」
僕も、と立ち上がれば、お兄ちゃんの顔が余計に引き攣った。
『大丈夫だよ、羊のみんなは、殺させない。』
「お、おう」
少しホッとしてるお兄ちゃんを横目に、僕は決意を新たにしていた。
『･･･治君、つまりを云えば僕たちがポートマフィアに入ればいいんでしょ？』
「うん。そうだよ？」
『いいよ、僕は入る。それに、羊を弱らせる方法も教える。･･･そのかわり、』
そして、もう一息吸って、
『羊のみんなは殺さないで』
そう云い、微笑んでみせる。そしたら、治君も、少し含み笑いをして、
「皆聞いたね？仕事の時間だ。さっき打ち合わせした通り、未成年には傷ひとつ追わせちゃ駄目だよ」
と、云った。なるほど、単なる脅し、だった訳。まぁいいけど。その後、ポートマフィアで受けてましたよお兄ちゃんは。手当てを。僕？僕は、特になんともなかったから、訓練室見せてもらってた。そこでまぁ、自分の異能の訓練してたよ普通に。
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作者名：十六夜紅葉×山吹 x他2人 | 作者ホームページ：http://yuuha0421
作成日時：2023年6月15日 20時
