マフィア ページ10
『そ、そうなんですか』
そして、自己紹介とかをして談笑をしていた。そのあと、中也さんが戻ってきた。
「あっ、なんでこんな所に居んだよ糞鯖!!」
「え〜?別にいいじゃない。にしても、この子、如何したの?」
「拾ったんだよ。つーか、手前に関係ねぇだろさっさと帰れ!」
「はいはい、帰るよ。またね〜Aちゃん」
『は、はい。また・・・?』
太宰さんは、帰って行った。嵐がさって行くような気がした。
『・・・太宰さんって、良い人ですよね』
「はぁ?彼奴がいい人?」
『はい』
なんて云えばいいのか、判らない。だけど、中也さんとは別の優しさがある気がする。そして、優しい故に壊れた人な気がするんだ。
『あの、太宰さんって、優しくて。優しい故に壊れた人な気がするんですよね』
「ふーん」
そして、中也さんが思い出したかのように、
「そうそう、首領が連れて来いって。Aのこと」
『はっ?私?』
そしてそのあと、首領って人がいる部屋にまで連れて行かれました。何故???
『嫌ですよ中也さん』
「知らねぇ」
『嫌ですマフィアの首領なんかに会ったら私殺されますって』
「大丈夫だろ」
気楽にしてろ。そう云われて、私は押し包められたかのように、頷いた。
21人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朝宮藍良 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年10月18日 19時