エリスと私。そして森さん? ページ19
如何しようかな。そう2人で思い悩んでいたら、中也さんが、少し思いついたかのように、
「それならいっそ、俺が仕事してる間マフィアに居るか?」
と、尋ねられた。
『は、はい!いいなら』
そして、一緒に行って、その間、私は森さんの部屋で留守番。そこで、少女と会った。金髪碧目の少女。
・・・エリスというらしい。私は、呼び捨てで呼んでる。
ただし、基本的にエリス嬢ってみんな呼んでた。だけど、エリスって呼ばなきゃ駄目って云われた。何故??
『・・・まぁいっか』
私はもう思考を放棄した。あ、そういえば、変わったことあるんだよね。
「ねぇ、エリスちゃん、Aちゃん。ちょっといいかな?」
森さんの呼び方が私のことをちゃん付けになったこと。
『なんですー?』「なによ、リンタロウ」
「2人とも、この服着てくれないかな・・・?」
そう云って、差し出されたのは、黒色のフリフリとしたワンピース。それを見た瞬間。私とエリスは、顔を見合わせた。だが、
「嫌よリンタロウ」
と、エリスはまさに、一刀両断。私は、嫌とは云えないが、行動で示すことにした。そして、
『・・・失礼しましたー!』
と、云い切るや否や逃走した。逃げるが勝ちってやつである。
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作者名:朝宮藍良 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年10月18日 19時