引き立て役系JS、素敵帽子に拾われました【文豪ストレイドッグス】 (ページ11)

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森鴎外ページ11

そして、門番さんと話を終えたあと、中也さんが扉をノックする

「首領、中原です。」

と。そしたら、中から声が聞こえた。

「あれ、はやかったんだね、入っていいよー！」

と。テンション高め。そして、私も連れられ入った。

「此奴が先刻云ってた奴です」

「へぇ、この子が」

『えっと、A･･･です。』

「そう。私は森鴎外。よろしくね」

『は、はい。よろしくお願いします！』

き、緊張する。そう思って居た堪れなくなってた時。森さんに声をかけられた。

「A君」

『は、はい！』

声が裏返ったのは気にしないでおこう。

「突然なのだけど、この洋服を着てくれないかい？」

と、云った森さんの手にはフリフリのドレスがあった。･･･嘘だろ。

『えっと、それ。私が着ないといけないんですか？』

「駄目かな？」

有無云わすつもりねぇじゃん森さん。

『いい、ですけど･･･』

「やった･･･！ありがとね」

『いえいえ』

そして、最終的に別室で着替えてきました。

『森さん、その、これ、似合ってますか？』

「うんうん、似合ってるよA君」

『よ、よかったです』

少し苦笑した。うまく機嫌取れてるようで何よりだなぁ。そんなことを思いながら。