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鏡合わせ ページ3

「私が最後か。遅れてすま…」
夏油傑、16歳。
悟が増えていたらどう思うだろうか。

『おっ、傑!おかえりー』
「はァおまふざけんな。傑!俺が本物だ!」
目の前で言い争う悟達。硝子は我感せずを決め込んで煙草を吸っている。まさに混沌。
「巫山戯ていると信用されなくなるぞ、京華」
『はーい』
満面の笑みを浮かべていた方の悟がぱちりと手を叩くと、一瞬未満の内に姿が変わった。
鏡京華。同期で準一級呪術師。
対象の能力を八割コピーする鏡面術式の使い手で本人曰く見た目や声はおまけだそう。悪ノリ好きとはいえ何故こんな事を…
『五条がさー顔面の造形美を理解してないから、実物で分からせてやった』
「妙なこだわりを辞めてくれ…」

『ギター弾いてきたぞう!』
午後8時、任務帰りのままハイテンションで戻って来た京華はエアギターをかました。楽厳寺学長との合同任務で能力を借りたらしい。
「でも見た目爺だろ?」
『楽しかったからオッケー!』
…翌日学長の姿で暴れないで欲しいと要望が来た。

今日は1年が来る日だ。京華と悟がこそこそ話しているのが気になるが、何もやらかすなよ。
「灰原雄です!」
「七海健人です」
『同じく七海健人です』
「「ファッ??」」
辞めろ二人共混乱しているだろうが。特に被害に遭った七海が。コラ悟笑うな、絶対お前が発案者だろう。

あれは術師殺し?!悟はどうなった。不味い、不味いぞ!
「天内さん!…は?」
『危な。拳銃ぶっ放すとは思わんかった』
京華?いつの間に入れ替わって…本物の天内さんは何処に行ったんだ?
『八割でこれならこの娘結構動けるだろ』
京華?!そのまま殴り掛かるな、せめて私の姿で戦ってくれ!

「家入先輩!鏡先輩が!!」
1年二人と京華が受けた2級相当の任務。
実は土地神案件で、京華が怪我をした1年を庇って、呪霊をコピーする荒業で撃退。
だが相当な負担が掛かったのか、灰原は庇い切れず、大量の血を吐いて意識を失っている。
「硝子!」
「分かってる…絶対治す」
死ぬな。頼む。死なないでくれ…!

「猿共が…」
座敷牢に入れられた二人の少女。
殺せと喚く村民()の声が煩わしい。
全員殺『殺す』…京華?
『[虹龍]突っ込め。一人も逃がすな』
視界から外れた一瞬の内に私の姿をとった彼女は、虹龍を村人たちに向けて放った。
「京華、」
『あのさー傑。私、非術師を守るの辞めるよ。



…一緒に行こ』

調子に乗るな、愚弟→←この世は金



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作者名:くろ | 作成日時:2020年11月5日 22時

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