ただ、選択があった。【呪術廻戦】 (ページ19)

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Aは拍子抜けした

仕事は思っていたよりずっと簡単だった

男はただの一般人で、自ら人気のない所へ行ったので
背後から飛び乗り両腕で首を絞め、上半身を両足で抱き着くように固定すれば

男は仰向けに倒れ、声も出せずに足を激しくジタバタさせては

終に動きをとめた

男が動かなくなるまでAは空を見ていた

『(刃物なくて不安だったけど、余計な心配だったなあ。)』

ボーッとしながらそんなことを考えていた

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「...！早かったな」

ものの三十分で甚爾の所まで戻ってきた

『そう？仕事は終わらせてきたよ。意外と...簡単だった。』

「まぁ相手が非術師じゃあこんなモンか。

　いや、にしても早かったな、どうやって殺した？」

『絞め殺した。』

「ハハ、妥当っちゃ妥当か。お前呪力使えるし。」

『...‼︎』

あの時、無意識のうちに腕と足に流れる血液に呪力をこめていた事に気づく

「その反応じゃ無意識に出来てたっぽいな。予想以上だわ、術師相手でもイケるぞ。」

あからさまに甚爾の口角が上がる

「知りたいか？呪術師の______殺し方。」

まるでアンサーが分かりきっているといった表情だ

もちろんAの答えは一つ

『うん。知りたい、教えて』