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孔時雨の驚いている姿を見て予感が確信に変わった
Aは立ち上がり殺意を向ける
既に幾つもの策略が頭を駆け巡っている
つくづく自分が五条悟を殺す為に産まれ、育てられてきたのだと実感させられる
「ッまて!俺を殺したところでなんになる?
いい提案がある。お前を売るのは辞めだ。」
確かに、殺したところでこの先のあてなんかない
ましてや、北条家に帰るなんて到底無理だ
「それにお前の血は人間だけじゃねぇ 呪霊にも狙われる。」
『っ、、じゃあ、どうすれば、』
「俺が仕事をやるよ。
まずは力の使い方を教われ。ツテがある。
見たところお前の才能はピカイチだ。」
『...仕事って?あなたに何の得があるの?』
「俺はお前に仕事を振る仲介人だ。仲介手数料だけ貰えればいい。悪い話じゃないだろ?
どうだ、一枚噛まないか。」
『、、わかった。いいよ』
「よし、じゃあ契約成立だな。
これからよろしくたのむぜ。
そういえばお前名前なんつーの?」
『(今更、、)A、、。』
「Aね、りょーかい。
早速明日から実践だ。」
『...明日⁉︎』
「ちょうど俺の友人が仕事を請け負ってるんだ。
見学ついでに着いて行くといい。」
怒涛の展開に頭が混乱する
仕事の内容も全く分からない
一方的に孔時雨が喋る
「ひとまずこの部屋はAに貸す、好きに使え。
明日またここに来る。じゃあな」
そう言って孔時雨は出て行く
まだ今なら引き返せる
だが
Aは、ここに残る事を選んだ
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作者名:式 | 作成日時:2023年1月24日 19時