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5話 ページ5
『はぁ？お前そんなまどろっこしいやり方してんのか？』
｢計略的と言って欲しいな｣
スピーカーから流れる彼の声は大きい。
『そんなの良いから、さっさと絶望させれば良いだろ』
｢それじゃあ楽しくないんだよ｣
『やっぱお前の考え分かんねーわ』
｢俺も君の頭の弱さは理解出来ないなー｣
『馬鹿っつったな？今』
彼をからかうのは楽しい。
｢君の作戦は中学からだろ？良いね、今は気楽で｣
『別にいいだろ、ほっとけ。じゃー切るからな俺は』
｢おっけー｣
ブツリ、と通話が途切れる。相変わらず粗暴な切り方だ。中学になったら彼を手伝う羽目になる。あーゆう単細胞は好きではないが、それはそれは扱いやすいだろう。煌希を思い出しながら思った。
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作者名：あなざ&AK | 作成日時：2020年2月15日 0時
