18.ご無体な ページ18
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※JK side
送迎車の後部座席に乗り込むと、前に座っていたジミンヒョンが乗り出して僕に絡んできた。
顔を赤くするほど何に怒ってんのかと思ったら「お前のせいだぞジョングガ！！！！」と怒っている。
どうやらその頬の赤さは、ユンギヒョンにやられたらしい。
JK「え、ごめんねジミン氏？」
JM「ちょっとー！！ちゃんと謝ってー！！」
加害者ユンギヒョンはというと、ヘッドホンを付けて不貞寝している。
( 八つ当たりもいいとこだなおい。 )
「無気力無表情無関心のユンギヒョンをここまで追い込むことができた！」という謎のやりきった感のおかげで、僕はもう無双状態に突入しているからジミンヒョンなんてごめんなすって。
八つ当たりなんかして大人気ないユンギヒョンがら少し可愛らしく感じる程にまだ心の余裕があるけど……
さっきのヌナの様子を思い出す限り、やっぱりAヌナは僕よりユンギヒョンの方が気になるらしいので、案外余裕こいてる場合ではないっぽい。
こうなったら徹底抗戦じゃ。(←誰)
なんでもないフリして逃げるが勝ち的なユンギヒョンがどこまで通用するのか、いつまでその八つ当たりで気持ちを抑えられ続けるのか……
いざ、尋常に勝負！！
まぁこの時点で尋常もへったくれもないけどね。
後続車のバンに乗り込んだAヌナは、僕の事をちゃんと意識してくれたんだろうか。
最後はとても浮かない顔をしながらも、僕が告げた時にはあたふたして、顔を真っ赤にしていた。
多少の手応えはあったはずなんだ。
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作者名：kee x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 23時
