【BTS】ユンギヒョンがご乱心じゃ！ (ページ19)

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19.動乱の車内 YG side ページ19

※YG side

ヘッドホンから爆音の洋楽HIPHOPが流れるのに、考えるのはAヌナの事。

会社までの約30分までの道程を目を閉じて寝たフリしながら、「今後どんな顔をしてAヌナと接したら良いのか……」と考えて無限ループ。

( いつも通りってなんぞや。 )

あんなそっけない態度取ってしまって、冷たい奴だと思われたんじゃねーの？

俺のバカヤロー。

「笑顔の練習にっこにっこにー、んな事できるかー。」と心の中で一人でノリツッコミするまでに追い込まれていた俺は、一番大事な事を見落としていた事に気付く。

YG「あああああ！」

HS「(ビクッッ！！)」
JM「(ビクッ！)」
JN「(ビクビクッ！！！！)」

HS「どどどどどうしたのヒョン！？」

JN「おーやー、びっくりさせないでよ。」

YG「あ、ごめん、なんでもねーよ。」

いやいや告白したって事はだよ？

付き合ったって可能性はどうした？

何故そんな大事な事を忘れてたんだよ。

走行中にも関わらず、立ち上がってジョングクが座ってるであろう後ろを振り向く。

JK「どうしました？」

いやどうしましたじゃねーよ、涼しい顔をしやがって。

YG「つ、…………」

JK「つ？」

( 付き合ったのか？ )

いや聞けるわけなくない？皆の前じゃん。

仮に付き合ってたらどうすんだよ。

いやどうもできねーけど、バレたら最悪の場合Aヌナクビじゃね？

とりあえず俺はそのまま大人しく座り直した。

JK「え？つ？つって何ですか？」

とか後ろから聞こえるけどもういいわ。

あーマジで考えもしなかったわ。

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