検索窓
今日:18 hit、昨日:5 hit、合計:5,569 hit

#29 ページ30

銃を構えた男に、中也さんはすごい圧を出した。

僕は中也さんの実力を知らない

しかし、どちらにせよここで戦うと子供達に被害が出るだろう。

というより、子供達が見たくないであろうことが起きてしまうかもしれない

……それだけは避けたい




『…僕が行けば良いんだよね』

「おいA!テメェ何言って……」

『中也さん、絶対に暴れちゃ駄目だから』

「大人しくついてこい!」



腕が引きちぎれるんじゃないかってくらいに引かれ、柱の傍に座らされる

周りの子供達は年齢関係なく泣きそうな顔をしていて震えている

仕方ないだろう、こんな状況だ。

…しかもこれ、僕小学生と間違われたな????


マフィアである中也さんは恐らく銃を所持している。

しかし、ここでそれを明かせば面倒くさいことになるだろう

なら行動するべきなのは僕だ。

ここにいれば中心だから、周りがよく見えて良い


悪事を働いている奴らは全員で17人

大学生ぐらいだろうか、顔はよく見えないが体つきが若い

なめるなよ、漫画の読みすぎでどんな情報を見つければいいかがよく分かっているんだ


突然、隣りにいた女の子が男に引っ張られた




「お前!今何をしていた!!?」

「ひっ……!!」

「チッ、警察に連絡しやがって……どうなるか分かってるよなぁ!?」

「やだっ、誰か助けっ…!!!!」

『手を離せ粗大ごみ』



流石に我慢ができなかった

彼女の前に立ちはだかると、男は驚いたような顔をした

残りの大人たちが集められているところにいる中也さんも

それに気付いて動揺している

しかし、ここで引く訳にはいかない




「なんだよお前…死にてぇのか?抵抗すればこの銃で…」

『撃てば良い』

「…は?」

『勝手に撃てっつってんだよ。別に命が惜しいわけじゃないし』

「っ強がりめ!お前に何ができる!!!」

『…僕ができるのは、彼が動いた後だ』



もういい。

子供達に手を出そうとしたんだ、当然の報いを受けてもらおう

僕は遠くにいる中也さんを見つめた




「……初めから、そうしてろって」










「言ってんだろ!!!!」




ゴキィッッ!!!!

#30→←#28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドックス , 中原中也 , ポケモン   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リムル=テンペスト - ユウさん» 御返し有難う御座います 中也やっぱ格好良いなぁ (3月29日 21時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - リムル=テンペストさん» コメントありがとうございます!そうですよね、僕も言われてみたいです! (3月27日 21時) (レス) @page31 id: 0bfe5b1bfd (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - 良い子だで耳が燃え尽きたんだけど⁉︎ (3月27日 1時) (レス) @page16 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - いいなぁ僕もこの世界行きたい 中也推し (3月25日 15時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 本の世界にいきたいさん» コメントありがとうございます!ブイズ達は完全に作者の好みにしてますが、更新頑張ります! (11月3日 15時) (レス) id: 0bfe5b1bfd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユウ | 作成日時:2023年10月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。