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次についたのは、普通のショッピングモールだった
久しぶりに来たような気がして、少しはしゃいでしまう
(…駆け回りぐせは元からあったのか………)
『中也さん、どれから見ます?』
「まずは服だろ。お前サイズどれだ?」
『……M』
「嘘つけそんなねぇだろ」
『僕ダボついてたほうが好きなんです!動きやすいので!』
それに、もしかしたら急成長するかもしれないし!!!←
いつかその時は来る、備えなければならないのだ
服屋へ入ると、今度こそ僕好みのシンプルなパーカーがいっぱい置いてあった
サイズを見ながら黒いパーカーを数着かごに入れて彼の元へ行く
すると彼は驚いたような顔をして、こっちを見た
「テメェ……こんなにセンスなかったんだな」
『んだとテメェ文句あんのか???』
「いや…全部パーカーじゃねぇか。しかも模様とか無く一色の」
『それが僕好みです』
「……そうか。下とかも見てこいよ」
はーい、と返事をしてまたもや同じような半ズボンを持ってくる
彼の元へ持っていくと何故かストップがかかった
「いや、くそ足出るやつばっかりじゃねぇか!」
『?この方が動きやすいし、長ズボン好きじゃない……』
「せめて膝上じゃ駄目なのか?」
『うーん……あ、スパッツ履けば良いんじゃん。見てきまーす』
「そういう問題じゃねぇ………」
僕の肌が白いのはこのせいだろう
寒がりだからいつも指も出ない長袖だし、スパッツはいちゃうしで
まぁ仕方がないだろう
足を出すなと言ったのはあのチビだ。責任はあっちにある←
僕はスパッツ売り場に着き選んでいると、何やら話し声が聞こえてくる
別に買い物客だろうし気にも止めなくてよかったのだが
何故か耳に入ってきた
「見てよあの人!遠目だけど、イケメンじゃない!!?(小声)」
「本当ね!声かけちゃう?」
恐らく中也さんのことだろう
帽子コーナーで暇をつぶしている彼は確かに様になっていた
……そういえば、今日も帽子を被っているな
もしかしたら帽子が好きなのかもしれない。
これくらいでいいだろう、と選び終わった
中也さんの元へ帰ろうとするも、
さっきの女性たちが群がっていて近付けない
…いや、さっきよりも増えている
お子さんを放っておいている人もいるし、なんてことだ……
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リムル=テンペスト - ユウさん» 御返し有難う御座います 中也やっぱ格好良いなぁ (3月29日 21時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - リムル=テンペストさん» コメントありがとうございます!そうですよね、僕も言われてみたいです! (3月27日 21時) (レス) @page31 id: 0bfe5b1bfd (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - 良い子だで耳が燃え尽きたんだけど⁉︎ (3月27日 1時) (レス) @page16 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - いいなぁ僕もこの世界行きたい 中也推し (3月25日 15時) (レス) id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 本の世界にいきたいさん» コメントありがとうございます!ブイズ達は完全に作者の好みにしてますが、更新頑張ります! (11月3日 15時) (レス) id: 0bfe5b1bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2023年10月29日 23時