トリップしたら、友達の推しがいる世界だった【中原中也】【文豪ストレイドッグス】【ブイズ】

#11 ページ12

ふと思う。

なぜこの人は医務室にいたのだろう

見た目からして医者っぽくもなければ、怪我をしている様子もない

…具合が悪かったりするのだろうか




『……何かあったんですか？』

「別に、ただ立ち寄っただけだ。何だか嫌な予感がしてよぉ…」

『嫌な予感？』

「俺もよくわかんねぇわ。ま、なんともなさそうだしもうどうだって良い」




…よく見ると何だか見覚えがあるような気がしてきた

綺麗な赤毛に青い瞳、無駄に洒落た帽子に服装……




『…そういえば、お名前は？』

「俺は中原中也。ここポートマフィアの幹部をしてる」

『…………オゥマイゴットゥ！！！！っざけんな！！』

「うぉっ！？いきなり何だよ！？」




嫌な予感をするべきなのは僕だったようだ。

この中原中也…この男は……

















「私、この人が今私の推しなの！」





久美の推しだァァァァァァァァァァァァァ！！！！！

ほんっとうにごめんな久美ィィィィィィィィィィ！！！！

僕が出会うべきじゃなかったんだァァァァァァ！！！！！！


…ふぅ




『アハハ…さよなら』

「おい待て待て待て。状況を説明しろ」

『いえいえ、僕が幹部様なんかとお話するわけにはいかないので…』

「さっきまで普通に話してただろうが！」

『幹部って知らなかったんですもん！！』

「あぁ！？別に構成員でもねぇお前には関係ないだろ！」

『知らねぇよ！結局僕はここの何の立場なんだよ！！！』

「俺が聞きてぇんだよそれ！！！」


『「はぁ、はぁ……」』





こいつ…僕が今まであってきた誰よりも面倒くせぇぞ……

やっぱり類は友を呼ぶのか！？そうなのか！？(身長)




「テメェ…青鯖くらい面倒くせぇ正確してるだろ……」

『いや、魚と例えられてもさぁ……お前も相当面倒くせぇじゃん』

「さっきから生意気だなお前」

『生意気なのはどっちだ平均身長以下』

「てめぇもだろうが！」

『うるせぇ！！』

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