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下へ降りると不安そうな顔で見ているマスター。


A「マリちゃん、なんか疲れが溜まってるみたい。でも、大丈夫そうですよ」

とだけ伝えて、カウンターの中へ入った。


そっか、ってつぶやくような声が聞こえたけど、マスターは下向いて豆挽いてて。

顔は見えなかった。



なんて言ったらいいのかわからない。

マリちゃんにも、マスターにも。


そして…太ちゃんにも。






今日もいつも通り、18時過ぎの電車に乗る。



Prrrr

電車の中で鳴り出した携帯。


焦って見ると

ディスプレイには

『佐野くん』

の文字。


慌てて音量を下げる。


佐野くんの文字が消えて、いつもの壁紙に戻ったのを確認してカバンへしまう。





なんだ佐野くんか。

なんて思ったりして。



太ちゃんと何を話せばいいのかもわからないくせに、太ちゃんからの連絡を待ってる。

ほんと、バカみたいに太ちゃんが好きな自分が嫌になる。





駅の改札出たとこで佐野くんに電話をかけると、すぐに聞こえた明るい声。




佐野「元気?」

A「うん」

佐野「嘘つけ」

A「…」


今、佐野くんと話せるような余裕ないんだけど。

そんな私のことおかまいなしに、色々喋ってる佐野くんと、適当に相槌打つ私。



佐野「なぁ、今から呑みに行かない?」



…へ?

今から?

急に聞こえた言葉に、頭働かないんだけど。

…いつも突然すぎる。

いいよ、なんて言えないよ。



どう断ろうか悩んでいると。

佐野「じゃ、いつものとこで待ってるから。来るまで待ってる」

とだけ言われて。
プチっと切られてしまった。

167→←作者です。



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由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!! (2015年7月25日 21時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いのせんすさん» ありがとうございます!亀ですが今後とも宜しくお願いします(*^_^*) (2015年5月28日 10時) (レス) id: 80dfaf1336 (このIDを非表示/違反報告)
いのせんす(プロフ) - 更新待ってました!ご自分のペースでこれからも頑張って下さいね(*^^*) (2015年4月20日 18時) (レス) id: 82f1bf4eaa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!ドキドキしていただいてるようでホッとしました(。・・。)また遊びにきてくださいね〜 (2014年10月14日 15時) (レス) id: 80dfaf1336 (このIDを非表示/違反報告)
いのせんす(プロフ) - 前の章から続けて読ませていただきました!すごいドキドキして面白いです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年10月10日 2時) (レス) id: 095867e03e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年10月8日 23時

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