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マリ「私、そういう仕事してる人と付き合った事なんてないから。なにもわからなかったけど。逢いたくても我慢したし、夜の仕事辞めて欲しいって言われて、すぐに辞めたの」
A「…」
マリ「見返りが欲しかった訳じゃないけど、彼の事考えて行動したつもり」
A「うん…」
マリ「でも、急に言われたの。別れたいって」
A「…」
マリ「君はなにも悪くない、俺が子供だった、って」
A「…そっか」
マリ「すがりついて、やだ!って泣き叫べば良かったのかもしれないけど、できなかった。嫌われたくなかったの」
A「うん…」
マリ「でもね、別れてからも電話したら色々話してくれたし、優しかったのに…もう電話は出来ないって言われて…ッ」
A「そう…だったんだ」
マリ「彼女…出来たって」
なんて言ったらいいのかわからない。
確信もないけど。
この話はなんだか私の心の中をザワザワさせて。
話して、なんて言ったくせに、結局自分の事しか考えてない私に、マリちゃんはこう言った。
「彼、ジャニーズの人なの」
頭を鈍器で殴られたような衝撃。
それと共に、目頭にたまる涙。
あぁ、マリちゃんが付き合ってたのは太ちゃんだ。
直感でそう思った。
こんなに彼女を苦しめてるのは私なのかもしれない。
私が幼馴染じゃなければ。
マリちゃんは、今も太ちゃんの隣で笑っていられたのかもしれない。
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由貴(プロフ) - こんばんは凄く良いですね!! (2015年7月25日 21時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - いのせんすさん» ありがとうございます!亀ですが今後とも宜しくお願いします(*^_^*) (2015年5月28日 10時) (レス) id: 80dfaf1336 (このIDを非表示/違反報告)
いのせんす(プロフ) - 更新待ってました!ご自分のペースでこれからも頑張って下さいね(*^^*) (2015年4月20日 18時) (レス) id: 82f1bf4eaa (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - ありがとうございます!ドキドキしていただいてるようでホッとしました(。・・。)また遊びにきてくださいね〜 (2014年10月14日 15時) (レス) id: 80dfaf1336 (このIDを非表示/違反報告)
いのせんす(プロフ) - 前の章から続けて読ませていただきました!すごいドキドキして面白いです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2014年10月10日 2時) (レス) id: 095867e03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 | 作成日時:2014年10月8日 23時