ずっとスキ 4

129 〜taisuke side〜 ページ3

楽屋に一人取り残されて、二人の言った意味を考えてると



ガチャ



玉「あれー？ガヤさん。まだいたの？」

太「お疲れ」

玉「おつかれー。どしたの？忘れ物…って感じではなさそうだね。」



自分一人で考えても、答えは出るはずもなくて

だからと言って、玉に話したからって解決するはずもない



…でも、誰かに話したかった



北山と渉に言われた事を、玉に話すと


玉「んー。そっかー。でもさ、俺は二人の言ってる意味、わかるよ？」

太「そっか。」

玉「ガヤさんは、誰かとAちゃんが付き合う事になっても、Aちゃんが幸せだったらそれでいい、って思える？」




…そりゃ、幸せに笑ってくれるならそれが一番いいに決まってる。



でも、俺の隣で笑っててほしい。





玉「答えはガヤさんが一番わかってると思うよー？」

太「…」

玉「ま、俺だったら、隣で笑っててほしいな。好きな子にはさ。」

太「だよな」

玉「そうそう。前にね、Aちゃんから聞いたんだけどさ。あの子、5歳からずーっと好きな男の子がいるんだって。好きすぎて、遠くにいても、近くにいても、つい目で追っちゃうって。きっと、今も変わってないんだろうな。」

太「え？」

玉「今日ロケの時、ガヤさん、視線感じなかった？」




…そう言われてみれば。

Aといると、視線感じて。

でも、見るとすぐ目、そらすんだ。

俺が自意識過剰なのかと思ってたけど…やっぱり、そうなのかな。

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