ずっとスキ 4

128 〜taisuke side〜 ページ2

スタジオ戻って、少しコメント収録して今日は終わり。



"お疲れ様〜"


スタジオ内の色んな場所から、声が響き渡る。



今日はロケ続きだったからスタッフさん疲れてるだろうな…



メンバーにも、お疲れ、って声かけながら
歩く。



ポンと肩を叩かれて振り向くと、北山と渉。




太「お疲れ。」

渉「お疲れ！」

北「おつかれー。なぁ、少しいい？」



ん？

二人揃って、なんだ？



…Aに服買ってスタッフさんに渡したりしたの、なんか言われんのかな。

それとも、…なんだ？




二人の後を着いていくと、楽屋に着いた。

誰もいない楽屋に、3人で入る。




太「で、話ってなに？」

北「スタッフさん、渡してくれたって。で、こっからが本題。帰る時Aちゃんが一緒にいた男に呼び止められたらしくて。で、そいつに「俺、諦めませんからって伝えて下さい」って伝言頼まれたんだって。」

太「…」

渉「あの男、本気だぞ？」

太「…でも、決めるのはAだから」

北「んー。ま、そりゃそうだけど。取られてもいいのか？」

太「…」

北「お前さ、Aちゃんが好きなのって、誰だと思う？」

太「…わかんね」

渉「太輔、素直にならないと、気持ちは伝わないぞ？」

太「素直も何も、どうしようもないだろ」

北「んじゃ、好きにしろ。」

渉「太輔？少し頭冷やせ」

北山・渉「お疲れ」

太「…おつかれ。」


北山と渉は楽屋から出ていってしまった。

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