6話 ページ7
Aside
A「庵先輩ですよね!よろしくお願いします!」
と挨拶すると、
歌姫「ねぇ!Aって呼んでもいい!?それと私の事は歌姫って呼んで欲しいなぁ〜」
とものすごくキラキラした眼差しでこっちに訴えてきた。
A「分かりました!歌姫先輩ですね!」
と応えるとどこか満足そうに頷いていた。
歌姫「じゃあ車行こうか!冥さんは後で合流するって。
あ、今回の以来なんだけど、元々は焼肉チェーン店を運営する社長一家が住んでいたそうなの…」
と詳しい説明をしてくれた。
途中で冥冥さんも合流し、3人で建物の中に入っていく。
冥冥「帳は必要ないよ。十中八九原因は建物の中にある。外から叩くとなった時に改めて下ろせばいいよ。」
建物の中に入るとそこらじゅうから呪霊の気配を感じる。
冥冥さんは1階、歌姫先輩と私は2回を見ることになった。
A「それにしても何も出てこないですね。」
歌姫「(…1人じゃないから安心だ)」
A「?」
ふと廊下の方を見るとさっきまでと雰囲気が違うことに気づく。
突き当たりの部屋に入ったはずなのに左右に廊下があり目の前は壁になっていた。
A「先輩。私たちさっき突き当たりの部屋に入りましたよね?」
歌姫「え?そうだけど…」
私が廊下の方を指さすと先輩は固まっていた。明らかにおかしい景色が目の前に拡がっているから正常な反応だ。
そして廊下に出てみると1階で別れたはずの冥冥さんがいた。
歌姫「あれ?冥さん1階の探索終わったんですか?」
冥冥「何を言っているんだいここは1階だよ。私は1回の廊下を歩いてきたんだ。」
A「おかしいですね、私たちは2階に居ました。もう嵌められてるって事ですね…」
それから廊下を3人で歩き、あることに気づく。
冥冥「君たちはこの現象をどう見る」
歌姫「初めはドーナツ上に時空が曲がってるような物を想像しました歩数を数えながら何周か確認しましたが、数がバラバラなんです。」
A「恐らく、ツギハギ上に廊下を構成してグルグル回されてる感じですね。なので廊下を構成できないほどのスピードで走ればおそらく術式が崩れます」
歌姫「そういえば、A足速いんだってね、やってみようよ」
A「任せてください。じゃあ、行ってきます!」
出力20%程で走り出すと廊下がぐにゃりと変形し崩れていった。
…崩れていった?
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狐の鈴 - コメント失礼します 作品も面白いしキャラのイメージ崩さずにかけるのめっちゃそんけいします!!これからも更新頑張って下さい! (11月25日 0時) (レス) @page28 id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます!面白いって言っていただけると凄く励みになります!!出来れば一日1本目標にしているので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていくので、夢主ちゃんの成長見守ってあげてください! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - コメント失礼します この作品とっても面白いですね! 時間のあるときに無理せず体調に気をつけて更新頑張ってください! 応援してます! (10月26日 22時) (レス) @page25 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 初コメです!人に攻撃できなくなってるって…前みたいなこと起こさないように夢主ちゃんが無意識にやってるのかなぁ…無理せず頑張って下さい!🤲🏻⸒⸒ (10月24日 23時) (レス) @page25 id: 722d66d651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガラス | 作成日時:2023年10月9日 8時