【歌い手】毒舌さんの学園生活2

＊毒舌47 ページ4

「あれ、相川先輩じゃない！？かっこいい〜！」

「うわっ、あそこの2人顔面偏差値高っ」

「めっちゃ美男美女じゃん…」

「写真撮ってもらお！！」


…はぁ〜

私は盛大なため息をつく

まふ「もー、ため息なんかつかないで
笑顔笑顔！」

隣でにっこりと笑ってみせる相川をジトリと睨む

『大体なんでこんな格好なんだよ…』

クラスのやつらに渡された衣装を見てみれば、そこにはフリルやリボンが付いたいわばゴスロリみたいな服があった。

それに対し相川はシュッとした騎士みたいな衣装で、まぁかっこいいわけだ。

まふ「でも凄いにあってるよ？お人形さんみたい」

『嬉しくねー』

ははは、と苦笑いする相川。

でもまぁ、この格好のおかげか宣伝は早く進み、チラシもだいぶ減ってきている。

まふ「ほら、もうひと頑張り！

軽音のことも宣伝できるし、きっとそらるさん達喜ぶよ。」

肩をポンポンと叩かれまたため息をつきそうになる。




「あのー…一緒に写真撮ってもらってもいいですか？」

宣伝を続けていると、女子のグループに声をかけられる。

みたところ他校の生徒のようだ。

まふ「あ、いいですよー」

相川がそういうと女子達はキャアと叫んだ。

『…じゃあ私が撮るので携帯を貸してもらってもいいですか？』

あー、やっぱこいつモテるなー

なんて思いながら女子から携帯を受け取ろうとすると

「えっ、いやあの…お姉さんにも一緒に写ってほしいんですっ！」

顔を赤らめながらそう言われ、えっと声が出る

わ、わかりましたと言い写真撮影を行う。


「わ、ありがとうございますっ」

頭を下げてお礼を言ってくる彼女達

まふ「いえいえ〜。

あ、僕達午後から軽音のライブするんで、良ければみにきてください！」

相川がそういうと、絶対行きますっ！と言って彼女達はどこかへ消えてしまった。

宣伝うまいなー
と思いながらぼーっと相川の方をみてると、他の人達からも写真撮影を頼まれた。

その後、ちょっとした撮影会が行われました。

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