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7.裁判の判決は… ページ10

扉を開けると、誰かの怒鳴り声が響いた

?『誰じゃ!!我のタルトを食べたのは!!』

?「す、すいませんでした!!
女王様のタルトとは知らず…」

赤の女王『許さん!首を跳ねろ!!』

トランプ兵『はっ!!』

召使い『い、嫌!!子供がいるんです!!お腹を空かせているんです!!』

召使いは、[赤の女王]にすがった

赤の女王『お前、誰に向かって そのような口を叩いている!!』

召使い『ひっ!!』

トランプ兵『さっさと動け』

そんな一連の事件を終え、一息ついてから[赤の女王]は、亜利沙の方を向き

赤の女王『アリス、いらっしゃい♪』

と、にっこり笑って言った

亜利沙は、[赤の女王]が自分と同じ位の背で驚いた

赤の女王『白ウサギも久しぶりだのぉどうしたのじゃ?遅かったではないか』

白ウサギ『…アリスが途中で転びまして』

亜利沙(…転んでなんかないわ)

赤の女王「そうか、アリスは変わらんのお」

亜利沙は、白ウサギと赤の女王の話を聞きながら、後ろに近づく気配を感じた


亜利沙「…白ウサギ、後ろ」

白ウサギ『どうしたんだい、アリス
後ろになにかいるのかい?』

亜利沙「人の気配がするの」

亜利沙がそう言うと、赤の女王は少し考えて言った

赤の女王『…はぁ、またアイツか
出てこい[チェシャ猫]!!』

そう、赤の女王が怒鳴ると 柱の影から人が現れた

チェシャ猫『あーあ、ばれてたのか
チッ、つまんねーの』

赤の女王『何故、お前がここにいる』

チェシャ猫『んー、だってぇアリスが来たんでしょ?』

赤の女王『誰に聞いたのじゃ!!』

チェシャ猫『ははっ、まぁそう怒りなさんな、赤の女王サマ♪』

チェシャ猫は、ヨレヨレのパーカーの裾で口許を隠しながらわらった

赤の女王「人をバカにしおって…
まぁ良い、アリス お前達は泊まっていくか?」

白ウサギ「そのつもりですよ、赤の女王様」

赤の女王「そうか、ゆっくりしていけ」

亜利沙(私の知らない内に話が勝手に進んでいるわ…
でも、泊まるなんていいのかしら?)

チェシャ猫『えー!!いいな、俺も泊まりたい』

赤の女王『お前はうるさいから、出ていけ!!』

チェシャ猫『はいはい、じゃあね
アリス♪』

チェシャ猫は、亜利沙のほうを向いて言った

亜利沙(チェシャ猫は…少し怖いわ
というか、さっき『首を跳ねる』とか言っていなかったかしら)

8.死刑です→←6.タルトを食べたのは…



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設定タグ:アリス , 前世の記憶 , 恋愛   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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胡蝶(プロフ) - 新アカウントにしたので、こちらからお入りくださいませ。 (2017年1月14日 21時) (レス) id: 3a0ac71f56 (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 大丈夫!?お大事にね (2016年5月8日 23時) (レス) id: 8067673ccc (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 田島さんを思い出した。そして、赤の女王怖ぇ。 (2016年4月24日 10時) (レス) id: b6e82586c0 (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 続き気になります!! (2016年4月2日 23時) (レス) id: 8067673ccc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜華 | 作者ホームページ:___  
作成日時:2016年1月4日 2時

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