3.不思議の国 ワンダーランド ページ4
上質な布でできた制服を着て家を出た亜利沙は、バス停へ向かった
バス停には、サラリーマンといつもの
お年寄りがいる
学生は、亜利沙しかいない
亜利沙は、感情が無いに等しいので
その事を別に悲しいとも寂しいとも
思わなかった
しばらくしてバスが来た
亜利沙は、いつもと同じく一番後ろの席に座った
やがてバスが学校前に着いた
亜利沙が、バスを降りた瞬間
大抵の人がその美貌にどよめく
亜利沙(…憂鬱だ…
学校なんて出来れば
行きたくない…)
亜利沙の通う学校は、名門の学校だ
大型メーカーの娘や息子、
亜利沙のような名家の娘や息子が通う
いつも通り靴を履いて
クラスに入った亜利沙は、自分の机を
見た
『貧乏 バカ アホ 死ね…』
などの嫌がらせをされていた
亜利沙は、それを消そうともせずに
席に着き、本を読んだ
その間も、クラスメイトはクスクスと
笑っていた
亜利沙(何が面白いのかしら…
あぁ…頭が痛い…)
亜利沙は、廊下に出て外の空気を吸った
亜利沙も元はいじめられては
いなかった
あの日 父親が死んでしまうまで
その事と美貌が憎しみを産み出し
今に至る…
その時、グランドに白い小さな影が
横切った
遠目だったけれど、亜利沙にはあれが
『白ウサギ』だとわかった
亜利沙は、そのまま階段を降り
グランドに出た
授業の始まるチャイムが鳴ったが
関係無かった
亜利沙(ここで追いかけなければ
ダメな気がする…)
そのまま亜利沙は、白ウサギを
追いかけた
すると、ある大きな木のふもとに
穴が空いていた
白ウサギは、その穴に飛び込み消えた
亜利沙は、少し考えて、その穴に
飛び込んだ
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胡蝶(プロフ) - 新アカウントにしたので、こちらからお入りくださいませ。 (2017年1月14日 21時) (
レス) id: 3a0ac71f56 (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 大丈夫!?お大事にね (2016年5月8日 23時) (レス) id: 8067673ccc (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 田島さんを思い出した。そして、赤の女王怖ぇ。 (2016年4月24日 10時) (レス) id: b6e82586c0 (このIDを非表示/違反報告)
弥宙(プロフ) - 続き気になります!! (2016年4月2日 23時) (レス) id: 8067673ccc (このIDを非表示/違反報告)
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