モノクロアリス

1.過去のキオク ページ1

ザ…ザザッ…ザッ…

亜利沙(また…この夢…)

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アリス「ねぇ…白ウサギ…
　 私…死ぬのかな…？」

白ウサギ『それは…、聞きたい?』


アリスに、白ウサギと呼ばれた人物は
アリスの方を向いて答えた

アリスは、祭壇に横たわっていて
光の加減で顔が見えない

そんなアリスに近づいた白ウサギは
アリスのまぶたにキスをして
手を握った


白ウサギ『アリス…
　 アリス、君は死なない…、
　 いや、死ねない運命だよ』

アリス「何故？
　 こんなに血が出ているのに」

白ウサギ『確かに…血は出てる…けど

　 アリスは、受け継がれる
　 君から新しいアリスへ…

　 だから、アリスは死なない 安心して…』

アリス「そう…

　 でも、そのアリスを
　 どうやって見つけるの？

　 …げほっ…ごほっ…がっ…」

白ウサギ『アリス…もう君は長くない から安静にしていて…

　 大丈夫、新しいアリスは
　 すぐ見つかるから』

アリス「そっか…
　 げほっ…がっ…ごぼっ…

　 じゃあ、安心して眠れるわ… お休み…白ウサギ…」

白ウサギ『お休み…アリス
　 否【白の女王】…
　 永遠の眠りに…』

最後に、少しだけ光が弱まり
見えたアリスの顔は…

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亜利沙(私の顔によく似ていた…)

ザ…ザザッ…ザッ…ブツッ……

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