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case.9-1 ページ22

「「あ」」


ソレを見て同時に飛び出した声に、俺と宇佐木ちゃんは顔を見合わせた。


「柳田くん、アレ…」

「あぁ、アレ…」


少し前を歩く祐希に気付かれないように小声になり、俺は屈んで、宇佐木ちゃんは首を目一杯伸ばして、と自然と俺達の距離も縮まる。


「蜂じゃないのがせめてもの救いでしょうか」

「いや、でもアイツも羽あるぞ」

「でもアレは男の子大好きなのでは?」

「例外もいるだろ」

「そうなんですか?」

「女子が全員可愛い系の洋服が好きか?」

「すみません。私、苦手です」

「だろ?」


普段の服装見て分かり切ってるよ。
宇佐木ちゃんがフワフワなスカート履いてる姿とか想像出来ない。


「と言うか、何故祐希くんは気付かないんでしょう?アレ、結構重くないですか?」

「重いと思うけどな」


そう思うけど、気付いてないのだから仕方がない。
いや、気付かない方が祐希にとっては幸せか。


「放置しとくか?」

「いや、でも、もし急に寄りかかったりしたら…」

「…ドンマイだな」

「アレが可哀想です」

「アレが、なんだ?」


祐希が、じゃないのか。


「動物虐待いくない」

「急に何だ。て言うか、宇佐木ちゃんアレ好きなの?」

「昔、毎年孵化させて育てていました」

「へえ、意外」


女の子って苦手な子が多いイメージだった。


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リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» いつでもどれでも感想お待ちしております(笑)物語も佳境に入って来ました!遅筆な上に掛け持ちしてますが、完結はちゃんとさせますので、読んでいただけたらと思います(^人^) (2015年10月25日 7時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - またまた感想失礼します。いいところで〜!とジタバタしてしまいました(笑)続き楽しみにしています!無理なさらずに速水さんのペースで頑張ってください(*^_^*) (2015年10月24日 21時) (レス) id: 23a8fe0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ざらめさん» コメントありがとうございます!亀更新ですが、気長にお付き合いいただければと思います^_^ (2015年10月12日 0時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ざらめ - すごく面白くて大好きな作品です! 忙しいとは思いますが、続きを楽しみに待っています! (2015年10月11日 22時) (レス) id: 1bafacbc57 (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» 毎日チェックだなんて…!ありがとうございます!嬉しいです〜!更新への活力になります! (2015年10月8日 20時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:速水 | 作成日時:2015年10月1日 20時

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